メインフレームのCurlマイグレーションサービスでは、リホスト自動化ツールを使ってメインフレームから新基盤への移行を短期間で行い、導入コストの削減を可能にしました。メインフレームの開発言語であるCobolロジックをオープン化し、Webシステムのビジネスロジックとして再利用を実現します。
さらに、リホストと組み合わせて、新業務への再構築などに柔軟に対応することで、レガシーマイグレーションを成功に導きます。 また、新しいユーザインターフェースとしてCurlを使用し、ユーザビリティの向上で業務の効率化をはかります。
Curlでは、「COBOL→JAVA→Curlリホスト自動化ツール」を使って、既存のロジックを流用してメインフレームのWeb化を半自動で生成。これにより、移行スピードの向上を計り、開発にかかる工数の短縮が可能となります。
エンタープライズシステムを進化させるためには、従来型のレガシーシステムやクライアント・サーバシステムと同等もしくはそれ以上の「ユーザの操作性及び生産性」が必須となります。Curlなら既存システムの操作性を継続したまま、さらに高い生産性を実現するユーザインターフェイスを追求することができます。
もちろん、画面や操作性について変換前と変換後を同じにすることも可能です。それにより、アプリケーションを使うユーザは既存のシステムと全く同じオペレーションを行うことができるため、新しいアプリケーションに対する教育を行う必要がありません。
Curlの実行エンジンCurl RTEは、Web環境を用いてアプリケーションを配信するため、従来よりも低いコストでアプリケーションの更新や運用を行うことができます。
またCurl RTEは、マルチOS(Windows、Mac、Linux)をサポートするだけでなく、新しいバージョンをアッド(差分追加)する仕組みとなっています。
これにより、クライアント環境に複数のCurl RTEを混在させることが可能であり、これが長期的な運用を考慮した際に非常に有効となります。
また、初期に開発したバージョンと、新規に作成するアプリケーションで利用するバージョンが異なる場合でも、問題なく動作することができます。これは、パッケージベンダー様やASPベンダー様にとっても、お客様環境に入っているCurlの環境を気にすることなく、最新のバージョンを利用することが可能であることを意味します。
また、メインフレームを「オープン化システム+クライアントシステム(Curl)」にすることで、クライアント側へ処理を分散することができ、一般的なWebシステムよりサーバの負荷の低減、通信コストなど、運用コストの削減を可能にしました。