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2014年2月19日

JIECは「モバイル連携ソリューション for ERP/メインフレーム」の提供を開始

~ 今後、拡大が予測されるモバイルからの基幹システムデータの活用を支援 ~

 株式会社JIEC(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山本 裕文、以下JIEC)は、モバイルから基幹システムへの連携ニーズに対応し、SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役会長兼CEO:中井戸 信英、以下SCSK)が製造、販売するモバイルアプリケーション開発環境「Caede(カエデ)」とシステム間連携基盤テンプレート「IBM Integration Bus(IBM インテグレーション バス)」を基盤技術として使用した「モバイル連携ソリューション for ERP/メインフレーム」の提供を2月19日より開始します。

※PDF版は こちら から

1.背景

モバイルアプリケーションの業務ニーズは、電子メール、スケジュール管理、CRMなどの情報系システムとしての活用から、販売管理や在庫管理などのSAPをはじめとしたERP、メインフレームなどの基幹システムとしての活用にまで拡大しています。一方で、基幹システムとの連携を実現するモバイルアプリケーションを開発するためには、マルチデバイス対応が必要となり、膨大な時間とコストがかかってしまう課題もあります。

「モバイル連携ソリューション for ERP/メインフレーム」は、マルチデバイスに対応したアプリケーションを開発するための開発基盤を提供します。これにより、専門的なモバイルアプリケーションの開発知識がなくても、モバイルアプリケーションを開発することが可能となります。また、ERP・メインフレームなどのさまざまなシステムのデータをリアルタイムに活用するための連携基盤およびテンプレートを提供します。ユーザー企業は、これらを適用することで、既存システムを改修せずにモバイルアプリケーションとの連携が可能となり、既存システムへの影響リスクや開発コストの低減を図ることができます。

営業担当者や保守サービスエンジニアの場合には、「モバイル連携ソリューション for ERP/メインフレーム」で開発したモバイルアプリケーションを利用することで、外出先での問い合わせ対応や在庫情報の確認が可能になります。これにより、現場レベルでの迅速な意思決定や効率的な業務の促進を図ることができます。

2.「モバイル連携ソリューション for ERP/メインフレーム」活用のメリット
・モバイルアプリケーション開発環境「Caede」の利用
ワンソースでさまざまなデバイスに対応したアプリケーション開発が可能
・システム間連携基盤テンプレート「IBM Integration Bus」の利用
リアルタイムで基幹システムとのデータ連携が可能なシステムを短期間で構築
既存の基幹システムに手を加えず開発できるため、システム全体に関わる影響リスクや開発コストの低減が可能
接続先を容易に追加できる優れた拡張性により、拡大する業務要件に合わせた迅速な開発が可能

「Caede」と「IBM Integration Bus」の組み合わせにより、モバイル端末と基幹システムを簡単に連携させることができ、モバイル活用の加速、顧客への迅速な対応、顧客満足度の向上、業務効率の向上が実現できます。

■ 「Caede」について

「Caede」は、iPhone、iPad、Android、Windows RT向けにCurl言語でハイブリッドアプリケーションを開発できるクロスプラットフォーム開発環境です。スマートフォン、タブレットなどのさまざまなディスプレイサイズに対して自動的にレイアウト調整やレイアウト分割を行う機能や54種類のテンプレート、GUI開発ツールなどの統合開発環境を提供し、さまざまなプラットフォームに対応するアプリケーションを1つのソースコードで開発することができます。

■ 「IBM Integration Bus」について

「IBM Integration Bus」は、システム間の連携基盤として国内外で豊富な実績を誇るソフトウェアです。ERPなどに対応したアダプターが標準で用意されているため、SAP、Microsoft、メインフレーム、データベースなど、広範囲なシステムと統合し価値を迅速に創出することが可能です。また、バックエンド・システムへの安全で拡張可能な制御されたアクセスにより、応答時間を短縮し、バックエンド・アプリケーションの負荷を軽減し、貴重なビジネス・データを保護できます。高い柔軟性と開発生産性を兼ね備えた本製品を利用すれば、プラットフォーム、プロトコル、あるいはデータ形式にかかわらず、あらゆる規模の企業でPoint-to-Point 接続やバッチ処理が不要になります。

■ 「モバイル連携ソリューション for ERP/メインフレーム」 関連リンク

ソリューション紹介セミナー

先進事例に見る新たなビジネス機会を創出するモバイル活用
~ 実践的なモバイル活用、その課題と現実解 ~

http://www.curlap.com/event/2014/0314.html

■ クロスプラットフォームRIAテクノロジー「Curl」について

SCSKの独自技術であるクロスプラットフォームRIA※1テクノロジー「Curl(カール)」は、現在のWebアプリケーションの問題や課題を解決し、高機能ユーザーインターフェースを持つシステムの構築を可能にするエンタープライズ向けRIA統合開発環境および実行エンジンです。

HTMLのようなテキストフォーマットから高パフォーマンス3Dグラフィックスまで、「Curl」は広範囲にわたる開発が可能です。2012年9月にモバイル開発/実行環境の「Caede」が追加されたことによりiPhone、iPad、Androidといったモバイル上で動作するハイブリッドアプリケーション※2まで含めて開発することができるようになりました。PCやモバイル端末といったクライアントサイドに特化し、アプリケーションのユーザーインターフェースを1開発言語、1ソースで開発できます。さらに、OS、メーカーを問わず、あらゆるサーバ製品との連関性を高めることで、データやシステムなどの既存資産を効率的に活用できます。

1995年にMIT(米国マサチューセッツ工科大学)で次世代のWeb開発環境および実行エンジンとして研究されてきました。2004年よりSCSK(旧 住商情報システム株式会社)が製品開発およびライセンス販売、マーケティング、サポートすべてを運営し、現在、日本国内では大手企業を中心に500社以上が採用しています。

Curl Webサイト URL: http://www.curlap.com/

※1 RIA(Rich Internet Applications) : ブラウザなどのクライアントの機能を活かした柔軟で操作性に優れたインターフェースを持つアプリケーション
※2 ハイブリッドアプリケーション : iOSやAndroidのネイティブコンテナ(WebViewコンポーネントなどの)のなかで、コンテンツをHTML5群で構成し、動作するアプリケーションのこと

本件に関するお問い合わせ先
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】

株式会社JIEC

基盤エンジニアリング事業部 営業部

TEL :03-5326-3981

E-mail:k-sales@jiec.co.jp

SCSK株式会社

産業システム事業部門 流通システム事業本部 Curlソリューション部

TEL :03-5326-3331

E-mail:curlsales@scsk.jp

【報道関係からのお問い合わせ先】

株式会社JIEC

社長室

TEL :03-5326-3870

SCSK株式会社

広報部 栗岡

TEL: 03-5166-1150

※ IBM、IBM ロゴ、ibm.comは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。
※ SAP、SAP ERPは、ドイツおよびその他の国々におけるSAP AGの商標または登録商標です。
※ iPhone、iPad は、Apple Inc.の商標です。
※ Android はGoogle Inc.の商標または登録商標です。
※ Microsoft, WindowsおよびWindows RT は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名、サービス名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

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【Curlニュースリリース】