Curl RTEにおけるSQLite脆弱性(CVE-2025-6965)に関する注意喚起のご案内
平素より弊社製品ならびにサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたびSQLiteに関して公表された脆弱性(CVE-2025-6965)について、Curl製品との関係を含め、注意喚起のご案内をいたします。
■ 脆弱性概要(CVE-2025-6965)
| 影響を受けるバージョン | SQLite 3.50.2 より前のすべてのバージョン |
|---|---|
| 深刻度 | CVSSスコア 7.2(High) |
| 参考情報 | https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-6965 |
概要
集計関数(SUM、AVG、COUNT等)の項目数がテーブルの列数を超える場合に、内部処理の不整合が発生し、以下の問題を引き起こす可能性があります。
- 数値の切り捨て(CWE-197: Numeric Truncation Error)
- メモリ破損によるアプリケーションの異常終了
問題が発生するSQLパターンの例
-- 列数:1
CREATE TABLE sales ( amount INTEGER );
-- 集計項目数:5(列数を超過)
SELECT SUM(amount), AVG(amount), MIN(amount), MAX(amount), COUNT(amount) FROM sales;
■ Curl RTEへの影響
【結論】Curl RTE自体は本脆弱性の影響を受けません
Curl RTEは内部でSQLiteを使用していません。
Curl RTEは「CurlアプリケーションがSQLiteを利用するためのAPI」を提供する立場であり、SQLiteを実際に利用するのはCurlアプリケーション側です。
脆弱性発動時のCurlアプリケーションの挙動
以下のような例外が発生します:
■ 影響を受ける可能性があるCurlアプリケーション
以下のすべての条件に該当する場合、影響を受ける可能性があります。
- 該当CurlアプリケーションはCurl RTE 8.0.15または過去のバージョンを利用している
- 該当CurlアプリケーションはCurl RTEのSQLite APIを利用している
- 集計項目数がテーブルの列数を超えるSQLを実行する可能性がある
- 外部からの入力値を含むSQLを動的に生成している
- 該当Curlアプリケーションが攻撃者に利用される可能性がある
■ 推奨対応
【即時対応】
- アプリケーション内のSQL実行箇所を確認し、集計項目数がテーブル列数を超える可能性がないか点検してください
- 外部入力を含むSQLについては、パラメータ化クエリの使用を推奨します
【恒久対応】
- SQLiteライブラリの3.50.2以降へのアップデートを対応中であり、Curl RTE 8.0.16以降で対応する予定です。アップデート時期や方法については、弊社お問い合わせフォームよりご相談ください
■ まとめ
- Curl RTE自体はSQLiteを使用しないため、本脆弱性の対象外です
- 影響の有無は、各CurlアプリケーションのSQLite API利用状況により判断が必要です
- 上記「影響を受ける可能性があるCurlアプリケーション」に該当する場合は、SQL実装の見直しをご検討ください