Internet Explorerサポート終了に伴うCurl製品の対応について
この度Microsoft社はWebブラウザ「Internet Explorer」(以下、IE)のサポートを2022年6月15日(米国現地時間)に終了すると発表しました。
サポート終了後のIEは、Microsoft社からセキュリティ更新プログラム等が提供されなくなり、ウイルス感染などの影響を受ける可能性があるため、IE利用は控えて頂くことをお勧めします。お客様にCurl RTE製品を継続してご利用頂くため、ご利用中のCurlアプレットについて、下記の対応を実施頂きますようお願いいたします。
■Curl RTEがサポートするアプレットは以下の2種類となります。
- 独立型アプレット (拡張子:.dcurl)
ブラウザに依存しない為、特に対策を実施する必要がありません。
- ブラウザ内で実行するアプレット(拡張子:.curl)※以下、レガシーアプレット
Microsoft Edge(以下、Edge)のIEモードでレガシーアプレットを継続してご利用いただけます。
EdgeのIEモードを利用しない場合、レガシーアプレットを上記 1.独立型アプレットに移行してご利用いただく必要がございます。
■EdgeのIEモードの利用方法
EdgeはIEの後継ブラウザとして提供されており、IEに依存するレガシーシステムについて、新しいEdge(バージョン77以降)のIEモードで継続して利用可能となっております。
EdgeのIEモードの詳細については、マイクロソフト社の正式ドキュメントをご参照ください。
■独立型アプレットへの移行
EdgeのIEモードがサポート終了された場合、レガシーアプレットのご利用はできなくなります。そのため、レガシーアプレットから独立型アプレットへの移行をご検討ください。
■EmbeddedBrowserGraphic への影響
IEに関連するCurl標準APIのウェブブラウザコントロールとして、EmbeddedBrowserGraphicを提供しております。
EmbeddedBrowserGraphicはWin32 APIのWebBrowser control (Microsoft ActiveX control)を利用しておりますが、現時点では、Microsoft社から当該APIの廃止予定については発表されておりません。そのため、EdgeのIEモードサポート終了後でも、独立型アプレットで継続してご利用いただける可能性がございます。
なお、Curlの次期メジャーバージョン(9.0, リリース日未定)では、EmbeddedBrowserGraphicの後継APIを提供する予定です。
■ “ブラウザ常駐 HTTP”と関連するAPIを利用するレガシーアプレットについて
“ブラウザ常駐 HTTP”を使用してブラウザ側のクッキー/認証情報を共有している場合は、IEサポート終了後、これらの機能はEdgeのIEモードでご利用いただけます(※制約あり)が、EdgeのIEモードのサポート終了後、利用できなくなります。
その場合、前述の通りに独立型アプレットへの移行が必要となります。
※制約: “ブラウザ常駐 HTTP”機能でEdgeのIEモードとレガシーアプレット間のSSO機能を実現する場合、引き継ぐ元のシステムもEdgeのIEモードで利用する必要があります。
独立型アプレットへ移行する場合、他システムからのクッキー情報の引き渡し方法を変更いただく必要があります。その対応方法につきまして、下記技術情報サイトをご参照ください:
http://tech.curlap.com/cookie-hikitugi/
特殊な技術要件によって、上記技術情報のような対応で実現できない場合など、弊社お問い合わせフォームを利用してお問い合わせください。
