リリースノート
既に判明している問題 - Curl RTE 8.0.7
既に判明している問題 Mac版 - Curl RTE for Mac 8.0.7
インストーラ
Linux用Curl IDEをスタートメニューで見るためには再ログインが必要です
Gnomeが起動しているLinuxでは、Curlの開発環境をインストールした直後にスタートメニューにCurl IDEが表示されません。
回避方法:一度ログアウトしてから再ログインを行うと表示されます。
KDEではLinux 用Curl IDEスタートメニューが作成されません
Linuxのバージョンによって、KDEが動作している場合、Curl RTE、Curl IDEのスタートメニューが作成されないことがあります。
回避方法:コマンドラインより起動させて下さい。
Curl RTE => /opt/curl/surge/9/surge
注意:
複数の数字の付いているサブディレクトリが存在する場合、最新のIDEのディレクトリをコマンドラインに記述してください。例:ver.7 と ver6が存在する場合は、/opt/curl/surge/8/surgeと記述してください。
コンパイラ
まれなケースでコンパイラは正しくないコードが生成される場合があります
多重ループでtagを指定してcontinueを呼び出す時に、変数の更新がループ外で反映されない場合があります。
この問題を表す例:
B12でダンプされたxの値が3に変るはずの所、2のままになっている。
{define-proc {bar}:void
|| Block B0
let x:int = 0, i:int = 0
{while tag=out, i < 2 do || B1,B2
|| Block B3
let j:int = 0
{for m:int = 0 to 3 do
{while j < 2 do || B5, B5
|| Block B6
|| {do x} || uncomment to make bug go away
{if i == 1 and j == 1 then || B7
|| Block B8
{output " continue"}
{continue tag = out}
}
|| Block B9
{inc x}
{dump x, i, j}
{inc j}
}
}
next || B10
|| Block B11
{inc i}
}
|| Block B12
{dump x} || B12
} || B13
{bar}
回避方法: {continue tag=out}
を呼び出す前に、 {do x}
を一度呼び出す(ここのx
は、問題の変数;またこの呼出は、既存コードへの悪影響がありません)。
Coreライブラリ
Decimal.round-to-scaleメソッドのround-to-even?オプションは実装されていません
The Decimal.round-to-scaleメソッドには キーワード引数:round-to-even?がありまがこの引数は無視され 常に初期値であるtrueとして計算されます。
Curlソースコードの例
{value def v = 1.545i {v.round-to-scale 2, round-to-even? = false} }このケースでは、1.55を返す必要がありますが、1.54を返します。
GUIとグラフィックス
OSの「複数のディスプレイ」の設定を変更すると、コンテキストポップアップメニューが期待されたモニター以外の場所に表示される場合があります
Curlアプリケーションが起動された状態で、OS側の「複数のディスプレイ」の設定を変更すると、CurlアプリケーションのコンテキストポップアップメニューがCurlアプリケーションが表示されているモニターと異なるモニターに表示される場合があります。
回避方法:OSの「複数のディスプレイ」の設定を変えてから上記問題が発生した場合、Curlのアプリを再起動してご利用ください。
RecordGrid 利用時に、IMEの日本語変換中の文字がRecordGridの入力用セルに表示されない場合があります
RecordGridの属性edit-on-focus?をfalseに指定すると、すでにIMEをひらがな入力オンの状態で、RecordGrid内のセルを選択して、キー入力すると、IMEの変換が確定されるまで、セルに文字が表示されない。該当セルが編集状態になっていない為、上記現象が発生しています。
回避方法:下記の何れかになります
(1) edit-on-focus?=falseからedit-on-focus?=trueに変更して対応する。
(2) ダブルクリックなどで、セルにフォーカスを当て、カーソルが点滅表示されてから、文字入力してください。
トレードマークシンボルに下線を引いた場合に起こる問題について
一部のLinuxでは、トレードマークシンボルに下線が引かれた場合、下線付きの文字の表示がおかしくなる場合があります。
イタリックの文字が欠けることがあります
どの文字もテキストレイアウトに最適な境界ボックスを持っており、また描画処理に最適な境界ボックスも持っています。Curl RTEは、これらの場合、テキストレイアウト用のボックスを使います。その結果、最初または最後の文字が僅かに欠ける時があります。同じ現象が殆どのウェブブラウザで見られます。
複数ロケールでのフォントの問題について
Curl RTEには3つのフォントエイリアス "serif"、 "sans-serif" 、"monospace" があります。Curl RTEはロケールに応じてこれらのフォントエイリアスを実際のフォントにマッピングします。
もし日本語文字列を表示させ、ロケールを英語に設定した場合フォントエイリアスは日本語文字列を含んでいないフォントに置き換えられてしまいます。このような文字は間違って表示され、”小さな四角” が表示されます。これはホストロケールが ”ja” でワーキングロケールが ”en” の場合に発生します。
Curlアプレットへのリンク上でCTRL+クリック または Apple キー+クリックしても新しいタブを開きません
PCでコントロールキーを押下したり、MacでAppleキーを押下しながらCurl アプレットへのリンクをクリックしても、 リンク先のアプレットは、新しいタブを開きません。
ファイル操作、I/O、OCC及びパーシスタントデータ
curl://occ は常にデフォルトブラウザで開きます
Windowsにおいて、OCCアプレット("curl://occ/...")は、 デフォルトではないブラウザのアドレス欄にurlが入力された場合でも、 デフォルトブラウザで開きます
127.0.0.1 が拒否されると強制終了します
ファイアウォールでIPアドレス127.0.0.1 を接続拒否に設定しないでください。Curl RTE と Curl IDEは、 内部利用の目的の為にこのループバック・アドレスを使用しています。 これらの製品は、このアドレスに対するアクセスがブロックされていると機能しません。
OS、ブラウザ及びサーバ問題
CurlのアプレットをWindows 10(バージョン 1607)で実行する場合、Basic認証ダイアログが表示された後にドラッグ&ドロップが動作しなくなる
CurlのアプレットからHTTP通信でサーバ側のデータへアクセスを行う際にBasic認証ダイアログが表示されると、ダイアログを閉じた後にドラッグ&ドロップが動作しない障害がWindows 10 バージョン 1607 (Windows 10 Anniversary Update)において発生することが確認されています。
この障害は、Windows 10 バージョン1607の不具合が原因です。根本的な解決のためにはWindows 10が修正されるのを待つ必要がありますが、それまでの回避策としては下記の2つがございます。
1. Basic認証ダイアログを表示させない
2. Windows10 バージョン1607へアップブレードしない。
回避策 1.については、Basic認証に必要な認証情報(ユーザー名・パスワード)をあらかじめCurlアプレット側で入力させるダイアログを表示してユーザーに入力して頂き、set-http-authentication(プロシージャ)を使用して、HTTP アクセスに使う認証情報として指定することで認証ダイアログが表示されることを回避することが可能です。下記サンプルコードをご参考ください。
{set-http-authentication {url "<対象サイトのURL>"}, realm="basic", "<ユーザー名>", "<パスワード>" }
set-http-authenticationの詳細につきましては、Curlドキュメントの 「set-http-authentication (プロシージャ)」の項をご参照ください。
IEでCurlアプレットを含んでいるウインドウの中で起こるJavascriptの問題について
JavaScriptのwindow.openで呼び出されたウインドウでアプレットが開かれた際、ウインドウがすでに開かれている状態で再度window.openの呼び出さないない限り、window.closeを使用してもウインドウが閉じられません。
回避方法 : アプレットを含んだHTMLページがEMBED/OBJECT/IFTRAMEタグを使用して、window.openで開かれている場合、window.closeでウインドウを閉じることができます。Microsoftはこのバグを認識しており、将来のOSサービスパックで修正される予定です。
FireFoxのタブブラウジング問題について
FireFoxでCurlのアプレットを実行する時に、FireFoxのタブブラウジング機能を全て活用することができません。
MozillaベースのブラウザでCurlアプレットがスティッキーなアプレットとして動作します
以下のブラウザではCurlアプレットがスティッキーなアプレットとして動作します。すなわち、ソースコードに'{applet.become-sticky}'と記述されているように動作します。そのため、ブラウザの履歴に残っているCurlアプレットのURLを参照した際、存在するアプレットのインスタンスが参照されて、すでに実行されているアプレットインスタンスに戻ります。
影響のあるブラウザ
Firefoxの全てのバージョン
回避方法:ありません。Mozillaベースのブラウザはプラグインに対して履歴情報の提供をサポートしていません。
Curlファイルへのアンカー付リンクはIEで開くと失敗します
Curlアプレット内でのCurlアプレットであるファイルへのアンカー付リンクは有効に動作しません。
例えば、
{link {url "file:///c:/my-directory/document.curl#destination"} Click here!}
Internet Explorer は ”document.curl” へリンクしますが、 ”#destination” タグまでスクロールはしません。
Curl RTEに付属のMozillaには日本語リソースはありません
Linux上のCurl RTEは、ブラウザを起動する必要がある時に、既にインストールされている妥当なブラウザが見つけられないと、Curl RTEに含まれているMozillaブラウザのコピーを使用します。このMozillaのコピーは、ユーザが利用している環境の言語と関係なく、英語リソースだけを含んでいます。
LinuxではCurl RTEは、Firefoxのプロファイルをコピーしません。その為Firefoxのユーザ設定は無視されます
LinuxのCurl RTEは、httpとhttpsを取り扱うためにMozillaベースのライブラリを使用しており、Curl RTEは使用しているプロキシサーバーやクライアント証明書などの様々な設定を取得するためにユーザが最後に使用したMozillaのプロファイルのコピーを作成します。しかしながら、Curl RTEはFirefoxのプロファイルをコピーしません。その為、Firefoxのユーザは、Curl RTEが変更を認識できるようにMozillaを起動し、該当の設定をMozilla経由で変更する必要があります。
Windows VistaでInternetExplorer7のプロテクトモードの環境でCurlアプレットを起動した時にセキュリティ警告が出ます
Windows Vistaでieuser.exeが動作している状況でCurl RTE、Curl IDEをインストールし、Curlアプレットを起動すると以下のようなセキュリティ警告が出ます。
"A website wants to open web content using this program on your computer...."
回避方法:
- ieuser.exeプロセスが動作していない状況でCurl RTEをインストールする
- Curl RTEをインストールした後に再起動する
Internet Explorer 7はCurl IDEからCurlアプレットを起動した場合、まだ起動中であると解釈されることがあります
Internet Explorer 7でタブブラウズ機能を無効にしてCurlアプレットを起動した場合、 起動が完了しているにもかかわらずInternet Explorer 7がまだ起動している途中の状態であると解釈して アイコンがアニメーションしたままになることがあります。
Curlアプレットをリロードすると起動中を示すアイコンが止まります。
Internet Explorer 7のクイックタブビューでのCurlアプリケーションの表示について
Internet Exploreの制限によりInternet Explorer 7のクイックタブビューでCurlアプレットを表示するとアイコンでしか表示されません
Mozilla の印刷プレビューでCurlコンテンツを見ることはできません
Mozillaスタイルのブラウザでは、ページプレビューはCurlコンテンツが起動していると動作しません。
Curl コントロールパネル
CurlコントロールパネルはシステムトレイのCurlアイコンをクリックすることで表示することができます。Curlアイコンが表示されていない場合は、WindowsのスタートメニューからCurlコントロールパネルを表示することができます。
ホストとディレクトリの構文の正当性をチェックすることはできません
コントロールパネルにおける特権があるホスト名は有効にされません。
Curlコントロールパネルに入力した特権付ホスト名の構文をチェックする機能はありません。また、ホスト名の前には http:// が必ず付けられるので入力してはいけません。
ただし、空白が含まれるロケーションだけはチェックされ拒否されます。
Curlコントロールパネルで入力されたロケーションを編集することはできません
Curlコントロールパネルで特権付ロケーションを編集することはできません。入力されたロケーションを変更する場合、そのロケーションを削除し新規に追加します。