リリースノート
Curl Development Tools for Eclipse (CDE) と Curl IDE バージョン 8.0.1001 ~ 8.0.12001 のリリースノートです。
- Curl CDE 8.0.1001 ~ 8.0.12001
- Curl CDE 8.0.1001 ~ 8.0.12001
- Curl IDE 8.0.1001 ~ 8.0.1012
- インストーラ
- コンパイラ
- GUI グラフィックス
- IDE, VLE and Documentation
- File操作、I/O、OCC及びパーシスタントデータ
- OS、ブラウザ及びサーバ問題
- API/言語の問題
Curl CDE 8.0.1001 ~ 8.0.12001 リリースノート
Curl Development Tools for Eclipse (CDE) と Curl IDE バージョン 8.0.1001 ~ 8.0.12001 のリリースノートです。
Curl IDE リリースノートはこちらからご覧いただけます。34129 CDE起動前にCoverage Viewer又はHTTP監視を起動すると、CDEが起動出来なくなります。
回避方法:CurlコントロールパネルからCurlプロセスを終了させるとCDEが起動出来るようになります。
29084 CurlソースファイルがUTF-8エンコーディングに対してバイトオーダーマーク(BOM)を定義すると、 ソース内で"curl-file-attributes"に値が定義されていても、 CDEはUTF-8をコンテンツのデコードに使用してしまいます。
29115 実行 / メソッドブレークポイントの切り替えは実装されていません。
29425 Linuxでは、Curlファイルを開いた際にCurlエディタコマンドが無効になる場合があります。
回避方法:ワークベンチ ウインドウのフォーカスを切り替えることで コマンドを更新し、有効にすることができます。 もしくは、他のエディタやEclipseの他の部分をクリックし、 それからCurlエディタをクリックすることも有効です。
31979 クラシックIDEでは、実行時にソース情報のないコード内で例外が発生すると、 スタック内でソース情報が存在する最初のフレームを探し、 エラー表示時にはそのフレームが選択されました。 CDE2では、ソース情報を含むかにかかわらずスタックの最初のフレームが常に選択されます。
32098 CDEでプロジェクトをデバッグしている最中に ワークスペースをスイッチもしくはEclipseの再起動を行うと、 Eclipseの再起動時にクラシックIDEが立ち上がってしまいます。
回避方法:クラシックIDEを閉じて、Eclipseを使ってください。
32720 デフォルトのSVN設定であるSVNプラグインにはいくつか互換性の問題があります。 コマンドの "リポジトリーと同期" をプロジェクトエクスプローラ中の パッケージのノードから呼び出そうとすると失敗します。
回避方法:SVNプロパティーページを開き、ビュー設定を選択し、 "モデル(JAVAなど)の同期化を許可する"にチェックをしないでください。
32906 Eclipseの終了時にデバッグ中のCurlアプレットが存在すると、 そのアプレットは終了されずにアクティブなまま残ってしまいます。 手動でアプレットを中止するか、Curlコントロールパネルから終了させてください。
33668
スクラッチペインのcurlアプレットエリア内にフォーカスしていた後のフォーカス問題
Linuxプラットフォームにおいて、スクラッチペインを起動した後でCurlアプレットエリアをクリックした場合、
入力エリア(あるいはキーボードイベントを受け付ける何かeclipseウィジェット)を再度クリックすると
キーボードイベントが無視されます。
回避方法:赤い"実行の停止"ボタンをクリックして、スクラッチペインアプレットを終了してください。
アプレットの終了はeclipseにフォーカスを戻す副次的効果があります。
リリースノート - Curl IDE 8.0.1001 ~ 8.0.1012
インストーラ
Linux用Curl IDEをスタートメニューで見るためには再ログインが必要です
Gnomeが起動しているLinuxでは、Curlの開発環境をインストールした直後にスタートメニューにCurl IDEが表示されません。
回避方法:一度ログアウトしてから再ログインを行うと表示されます。
KDEではLinux 用Curl IDEスタートメニューが作成されません
Linuxのバージョンによって、KDEが動作している場合、Curl RTE、Curl IDEのスタートメニューが作成されないことがあります。
回避方法:コマンドラインより起動させて下さい。
Curl RTE => /opt/curl/surge/9/surge Curl IDE => /opt/curl/surge/9/surge-lab
注意:複数の数字の付いているサブディレクトリが存在する場合、 最新のIDEのディレクトリをコマンドラインに記述してください。 例:ver.5 と ver4が存在する場合は、/opt/curl/surge/6/surgeと記述してください。
コンパイラ
まれなケースでコンパイラは正しくないコードが生成される場合がある
多重ループでtagを指定してcontinueを呼び出す時に、変数の更新がループ外で反映されない場合がある。
この問題を表す例:
B12でダンプされたxの値が3に変るはずの所、2のままになっている。
{define-proc {bar}:void
|| Block B0
let x:int = 0, i:int = 0
{while tag=out, i < 2 do || B1,B2
|| Block B3
let j:int = 0
{for m:int = 0 to 3 do
{while j < 2 do || B5, B5
|| Block B6
|| {do x} || uncomment to make bug go away
{if i == 1 and j == 1 then || B7
|| Block B8
{output " continue"}
{continue tag = out}
}
{inc x}
|| Block B9
{dump x, i, j}
{inc j}
}
}
next || B10
|| Block B11
{inc i}
}
|| Block B12
{dump x} || B12
} || B13
{bar}
回避策: {continue tag=out}
を呼び出す前に、 {do x}
を一度呼び出す(ここのx
は、問題の変数;またこの呼出は、既存コードへの悪影響がありません)。
GUI and Graphics
異なるスケール設定のマルチディスプレイ環境で、正常に表示されない場合があります
例えばメインディスプレイとは異なるスケール設定のサブディスプレイを利用する場合、Curlアプリケーションが異なるディスプレイ間で表示される場合、レイアウトが崩れる可能性があります。
回避方法:複数ディスプレイ利用される場合、同じスケール設定を利用するか、Curlアプリケーションをメインディスプレイ内でご利用ください。
異なるスケール設定のマルチディスプレイ環境で、正常に表示されない場合があります
例えばメインディスプレイとは異なるスケール設定のサブディスプレイを利用する場合、Curlアプリケーションが異なるディスプレイ間で表示される場合、レイアウトが崩れる可能性があります。
回避策:複数ディスプレイ利用される場合、同じスケール設定を利用するか、Curlアプリケーションをメインディスプレイ内でご利用ください。
print-graphic-pdfで作成したPDFファイルが破損する場合がある
IPAmjMincho フォントを指定した文字をprint-graphic-pdf でPDFファイルに出力する場合、出力したファイルが破損する可能性があります。
回避策:print-grpahic-pdf プロシージャの代わりに、仮想PDFプリンター(例えば "Microsoft Print to PDF")で画面をPDFファイルに出力してください。
トレードマークシンボルに下線を引いた場合に起こる問題について
一部のLinuxでは、トレードマークシンボルに下線が引かれた場合、下線付きの文字の表示がおかしくなる場合があります。
DrawableGraphic.occlusion-performance-modeの制限について
DrawableGraphic.occlusion-performance-modeは ”high-performance”、”accurate-occlusion”、”best-effort”の3つの設定が可能です。
現在は、”best-effort”と” high-performance”モードは同じものです。 アプレットが他のグラフィカルオブジェクトでDrawableGraphicオブジェクトを オーバーラップすることを要求した場合、 ”accurate-oclusion”モードを明示的に指定してください。
BasicConnectedRecordSetは空文字をnullに変換します
ConnectedRecordSetでは、nullの値が認められているcolumnでの 空文字はレコードセットがコミットされるときにnullに変換されます。 これは特殊なケースであり、より厳密にテーブルの定義を行うことで回避されます。 (明示的にnon-nullと定義するなど)
イタリックの文字が欠けることがあります
どの文字もテキストレイアウトに最適な境界ボックスを持っており、 また描画処理に最適な境界ボックスも持っています。Curl RTEは、 これらの場合、テキストレイアウト用のボックスを使います。 その結果、最初または最後の文字が僅かに欠ける時があります。 同じ現象が殆どのウェブブラウザで見られます。
ディレクトリを検索する際のファイル名は、大文字小文字を区別します
ディレクトリを検索する為にIDEの検索ダイアログを使用する時、 探すファイル名に正規表現を使うことが出来ます。Windowsでは、 この正規表現検索は、大文字小文字を区別しません。例えば、 "*.h"というパターンは、"WINERROR.H"ファイルにマッチします
Linux上でのモーダル・ダイアログ
Linuxでモーダル・ダイアログは、システムの仕様によって 親windowをdisableにしませんが、それらのダイアログは モーダル・ダイアログとして機能します。
TextShapeでスケールに負の値を設定するとレンダリングが正しく行われません
TextShapeでスケールに負の値を設定すると、本来テキストは反転したイメージで レンダリングされるべきですが、現在この動作が正しく行われません。 この問題に対する回避方法は現在ありません。
透明な Background と ポインターイベントの伝播
オブジェクトのバックグランドが設定された場合、 不透明だと考えられます。これは透明なバックグラウンドを 持っているオブジェクトの後ろにほかのオブジェクトが見えても、 ポインターイベントが前面のオブジェクトに止められることを意味します。 回避策:前面のオブジェクトのバックグランドを、 ”transparent”と設定する代わりに、unsetしてください。
QuickTestにおける右クリックメニューからのPlayBack機能は実装されていません
Mercury QuickTestで右クリックを使用した際、正しくPlayBackが行われません。 しかし、多くの場合メインメニューやキーボードのショートカットから PlayBack機能を使用することができます。
Quick Test ProfessionalでCurlアプレットにおけるアクションを記録できなくなっています
Windows8から、CurlアプレットをQTPで記録することができません。 Curlアプレット上の操作を記録したい場合は、Windows7とQTP version 10.00を使用してください
QTPでは、GroupBoxのラベルはControlを記述する為に使用されます
QTPのtest-name(テスト名)とCurlのtest-nameプロパティが対応していない場合があります。 コントロールに対し、Curlのtest-nameがあれば、それがQTPのtest-nameになりますが、 ない場合は、コントロールの説明がQTPのtest-nameになります。
またコントロールの多くは内部的に説明があるわけではありません (例えばボタンラベルのように)。その為コントロールは自分自身よりも先にラベルを参照し、 それを説明として使用します。よってGroupBox内の最初のコントロールは その説明にGroupBoxのラベルを使用してしまいます。回避方法として、 このコントロールに対しCurlのコードの中でtest-nameを与えてください。
TEA-manager.xcurl 実行中にQTP ユーザ機能は Curl オブジェクトと同じ名前を持つことはできません
Mercury QuickTest Professional (QTP) を Curl アプリケーションのテストに使用する際、 Curl のコントロールに付けられた名前と同じ名前を QTP ユーザ機能に付けることはできません。
コントロール パネル上で登録されていないQTPのボタンはWindows Vista上では動作しません
Curl RTEとMercury QuickTest ProfessionalをMicrosoft Windows Vista上で実行する際、 Windows Vista上でユーザーアカウント制御(UAC)をオフにしない限りは、 Curl RTE コントロールパネル上でしか、QuickTestの[登録]ボタンと[登録解除]を使うことができません。
Curlアプレットへのリンク上でCTRL+クリック または Apple キー+クリックしても新しいタブを開きません
PCでコントロールキーを押下したり、MacでAppleキーを押下しながら Curlアプレットへのリンクをクリックしても、リンク先のアプレットは、 新しいタブを開きません。
GDI+ は GDI 経由で invert-destination を使うことができます
Windows で、出力先を反転させる代わりに Microsoft GDI+ ベースの Renderer2d 上の DrawOperation.invert-destination を使って 2D レンダリングを実行すると、レンダラーはハッチング パターンを使います。 (グローバルもしくは View に対し RenderingMode を high-quality に設定するか、 Canvas、AntialiasedFrame、もしくはオフスクリーン Renderer2d を、 use-host-rendering? = false と support-advanced-draw-operations? = false を 設定した場合に GDI+ を使用します。) この振る舞いは Curl の将来のリリースでは変更される可能性があることに注意してください。
DropdownList の高さは、空の文字列がリストメンバに含まれている時に減ります
リスト内のアイテムが同じ高さでない時DropdownList の高さは、 選択されているアイテムに依存して変わることがあります。 典型的なケースの1つは、リスト内に空のアイテムがある場合です。 これは、値が空の文字列であるアイテムのラベルに 改行しないスペースを使用してコード化することが出来ます。
{DropdownList "asd", "asdasda", {ListValueItem "", label = {text \ }} }
Curl IDE、VLE、ドキュメント
不完全なファイルをデバッグする際に起こるエラーについて
HTTPのURLからロードされたアプレットの最上段にブレイクポイントを設定した場合、 ブレイクポイントまで到達した時にファイルは部分的にしか表示されません。
回避方法 : HTTPサーバからファイルをデバッグする際は、 Curl IDEのサーバーマッピング機能を使用してください。Curl IDEで、 「編集」 → 「ユーザ設定」 → 「全般タブ」 → 「URLマッピングを有効にする」を選択し、 必要な情報を記述してください。
開発環境Classic IDEのヘルプドキュメントビューア画面がマルチディスプレイの環境で、画面レイアウトが崩れる場合がある
二つ又は二つ以上のディスプレイを利用する環境で、ディスプレイのスケーリング設定が異なる場合、Classic IDEのヘルプドキュメントビューア画面を一つのディスプレイから、別のディスプレイに移動した場合、画面表示が崩れる場合があります。
回避策: 移動後の画面をリロードする(Ctrl-r を押すか、ドキュメントビューアのツールバーの”リロード”ボタンを押す)。
VLEデザインパネルの部品や属性項目など、一部の文字表示が小さくなる
高DPI(解像度)のディスプレイで、Windows10のスケーリング設定(例:200%)によって、VLEのデザインパネルの一部の文字が小さく表示される。
回避策: 100%のスケーリングを使ってください。
VLE拡張エディタは保存されていないランタイムパッケージファイルを見つけられません
変更したファイルを保存しない場合、VLE拡張エディタがCurl IDEで開いたファイルの変更を認識しません。 回避方法 : 拡張エディタで作業する前に、Curl IDEで修正された全てのファイルを保存してください。
Linuxでパッケージが完全にキャッシュされる前に、Curl IDEを起動できてしまいます
Linuxではインストールが完了する前にCurl IDEを起動させることが出来てしまいます。 また、Linuxではインストール完了のダイアログが表示されません。
回避方法 : Curl IDEをインストールし、rpmコマンドの呼び出しが成功した後も、 バックグラウンドでCurl IDEのパッケージをコンパイルし、 キャッシュを行うためのタスクが実行されています。
psコマンドを実行し、’surge’プロセスのインスタンスが表示されているか確認してください。 surgeに関するプロセスがなにも表示されない場合は、インストールが完了しています。
コンピュータの性能が低い場合や、CPU使用率が高い状態でインストールを行うと、 バックグラウンドでのプロセスに数分かかることがあります。 性能の高いコンピュータならば、この処理に一分以上かかることはまずありません。
Curl IDEはバックグラウンドでのパッケージのインストールタスクが 完了する前に起動しても正常に動作します。しかしバックグラウンドの タスクが実行されている間は、パフォーマンスが悪いので、 インストール作業が完全に終了してからIDEを起動することをお勧めします。
pcurlが条件つき’include’を評価する時、ユーザではなく、開発者の環境に依存してしまいます
pcurl が条件つき’include’を評価するときに、ユーザではなく、 開発者の環境に依存した条件で行なってしまいます。 pcurlバージョンはCurlのソースのバージョンと同じ動作を行なうべきで、 条件つきinclude文の評価はアプレットが実行される環境によって行わなければいけないので、 pcurlのこの振る舞いは間違っています。
パッケージはpcurl化された後も、pcurl化される前と同じように動作しなければいけません。 all-version-switch, platform-switchなどのコードで、pcurl化されたパッケージに誤作動が起こります。
以下に例を示します。
{api-version-switch case "7.0" do {include "old-source-file.curl"} case "8.0" do {include "new-source-file.curl"} else {error "error"} }
このコードは、開発者側のテストでは正常に動作しますが、 プロジェクトを配布した際、開発者側のAPIバージョンに 基づいたファイルをインクルードされることになってしまいます。
回避方法 : 配布パッケージの中では条件付のインクルードを行わないでください。
デバッガで大きな配列を展開する場合の注意
現在表示できるアイテムの数に制限はありませんので、 デバッガで配列を展開する時には注意して下さい。
変更されたプロジェクトのセッティングに対し、Undo Checkoutでの変更はできません
変更されたプロジェクトのセッティングに対し、 Undo Checkoutでの変更はできません。”元に戻す”操作の後に ファイルを一度閉じ、再度開く必要があります。 この問題は、Undo Checkoutがプロジェクトファイル上で行われ、 プロジェクトターゲットの変更が起きた場合のみに起こります。
高さと幅が設定されるまではチャートが表示されない問題について
多くの場合、チャートオブジェクトは高さと幅を明示的に設定するまでは表示されません。 VLEでチャートレイアウトを加えた際にチャートが見えない場合は、高さと幅を設定してください。
VLEは不適当なAPIバージョンのトップレベルオブジェクトを許してしまいます
VLEの新規ファイルや新しいレイアウトダイアログではレイアウトの トップレベルオブジェクトで作成するコンテナオブジェクトの タイプを指定することができます。 しかし、VLEはそのファイルのAPIバージョンで使用できる コンテナオブジェクト一覧を生成するわけではありません。 例えば、バージョン3.0のプロジェクトの場合、VLEを開き、 ファイルの新規作成を選びます。ダイアログでは既定の APIバージョン3.0が表示されます。 しかし、トップレベルコンテナで使用するオブジェクト一覧は TabAccordionのようなバージョン5.0で導入されたコンテナも含まれています。 古いバージョンのプロジェクトを使用する場合は、 トップレベルコンテナのオブジェクトに相応しくないオブジェクトを 選択しないように注意してください。
VLE拡張エディタは現在のバージョンのみをサポートしています
VLE拡張エディタは現在のバージョンのみをサポートしています。 特定のCurl IDEのバージョンのVLE拡張エディタで作成する場合は、 そのバージョンにあったCurl IDEをインストールしなければなりません。
Internet Explorer 7はCurl IDEからCurlアプレットを起動した場合、 まだ起動中であると解釈されることがあります
Internet Explorer 7でタブブラウズ機能を無効にしてCurlアプレットを起動した場合、 起動が完了しているにもかかわらずInternet Explorer 7がまだ起動している途中の状態であると解釈して アイコンがアニメーションしたままになることがあります。
Curlアプレットをリロードすると起動中を示すアイコンが止まります。
デバッガはRTEのエラーのために停止したアプレットのソースを見つけることができません。
クラシックIDEでは、実行時にソース情報のないコード内で例外が発生すると、 スタック内でソース情報が存在する最初のフレームを探し、 エラー表示時にはそのフレームが選択されました。 CDE2では、ソース情報を含むかにかかわらずスタックの最初のフレームが常に選択されます。
ファイル操作、I/O、OCC及びパーシスタントデータ
Curlを終了してもI/Oバッファはフラッシュされません
Curlファイルを開いたり、編集したり、閉じたりする際、 Curlを終了するとバッファされたデータは全て失われます。 この結果、全てのデータがファイルに書き込まれません。 この問題を回避するために、”flush”メソッドが明示的に 呼び出されるか、Curlを終了する前にファイルを閉じる必要があります。
curl://occは、いつでもデフォルトブラウザで開きます
Windowsにおいて、OCCアプレット("curl://occ/...")は、 デフォルトではないブラウザのアドレス欄にURLを入力したときでも、 デフォルトブラウザを開きます
IISサーバを使う場合、最終更新時が”None”と表示される時があります
初めてパッケージがロードされた時は、 「Temporary Internet Files」ディレクトリのそのファイルの 最終更新時間が正しく設定されますが、続いてロードを行うと、 最終更新時が”なし”と表示されてしまいます。
マニフェストやアプレット中の'resync-as-of'パラメータが 最終更新時に依存しているので、マニフェストとアプレットが 最新のファイルにアップデートされたように見えてしまいます。
回避方法 :この問題はIIS Webサーバ内での制限が原因です。 問題を解決するために、他のWebサーバでデプロイしてください。
‘resync-as-of’の時間を未来に設定することで、 マニフェストとアプレット(パッケージファイル)を常に 更新させることが可能ですが、パフォーマンスの面から推奨致しません。
Linuxで'network-offline-mode?' はサポートされていません
回避方法 : 'network-offline-mode?'の代わりに 'network-disconnected?'を 使用しネットワークが利用可能か確認してください。
curl://offline はOCCアプレットを6.0 から7.0に更新しません
Curlは、随時接続コンピューティング (OCC)機能を 7.0 で改めました。 7.0において、OCCアプレットは、インストールされ、 他の多くのアプリケーションのようにホストOSに登録され、 またランチャーアイコンとアンインストーラーを備えています。 インストールされた7.0 アプレットは、ローカルディスクから起動し、 アプレットのサーバーに更新を見つけた時には、 ネットワークから自動的に更新します。
7.0 をインストールしても、6.0 OCC アプレットは、以前と同じように動作し続けます。 6.0 OCC アプレットは、ネットワーク利用が可能な時は、 ネットワークから起動し、コンピュータがオフラインの時だけ、 ローカルコピーから起動します。6.0 と 7.0のこの違いにより、 Curl OCC の自動アプレット更新機能を使って、 ローカルにインストールされたOCC アプレットを バージョン 6.0 から 7.0 に移行することはできません。
Curl RTE バージョン6.0のAPIでコーディングされたOCCアプレットをお持ちで、 改良された7.0のOCCにアップデートしたい場合には、選択肢は二つあります。 一つ目は、6.0 バージョンと異なるURLで7.0 バージョンのアプレットを デプロイすることです。7.0 RTE は、新しいURLを異なるアプレットとして扱い、 全く新しいOCCアプレットとしてインストールします。 別の方法は、ユーザーに、新しい7.0のアプレットを実行させる前に、 6.0のアプレットをアンインストールしてもらうことです。 7.0 Curl コントロールパネルには、新しく“アプレット”タブが追加され、 インストールされたアプレットのローカルディスクサポートを管理します。 ローカルサポートは、Webサーバーのホスト名で分類されます。 “ローカルサポートを全て削除します。”リンクをクリックすると、 6.0 以前の Curl RTE を使ってインストールされた全ての古いアプレットは削除されます。
OS、ブラウザ及びサーバ問題
古いOS上でEdgeのIEモードでCurlアプレット(拡張子:.curl)を実行すると、RTEが異常終了される場合がある。
Windows 7およびWindows8.1でEdgeのIEモードでレガシーCurlアプレット(ファイル拡張:.curl)を実行する場合、
Edgeウィンドウを閉じる(Curlアプレットを終了する)とCurlRTEがクラッシュすることがあります。
Windows7及び8.1ではIEが継続してサポートされるので、EdgeのIEモードの代わりにIEを直接使用します。
<object>タグのDATAプロパティで指定されたパラメータはCurlアプレット内で受け取れない場合があります。
HTMLページに埋め込まれたレガシーCurlアプレット(拡張子:.curl) は、ページがIEではなくEdgeのIEモードで読み込まれる場合、 <object>タグのDATAプロパティで指定されたパラメータはCurlアプレット内で受け取れない場合があります。
<object type="text/vnd.curl" DATA="tags-headers-test.curl?display-html-tag" width=550 height=150></object>
回避策:次のように、PARAMタグを追加して、URLのパラメータ部分を指定します。
<object type="text/vnd.curl" DATA="tags-headers-test.curl?display-html-tag" width=550 height=150> <PARAM NAME="SRC" VALUE="tags-headers-test.curl?display-html-tag"> </object>
IEでCurlアプレットを含んでいるウインドウの中で起こるJavascriptの問題について
IEのJavaScriptのwindow.openで呼び出されたウインドウでアプレットが開かれた際、 ウインドウがすでに開かれている状態で再度window.openの呼び出さないない限り、 window.closeを使用してもウインドウが閉じられません。
回避方法 : アプレットを含んだHTMLページがEMBED/OBJECT/IFTRAMEタグを使用して、 window.openで開かれている場合、window.closeでウインドウを閉じることができます。 Microsoftはこのバグを認識しており、将来のOSサービスパックで修正される予定です。
Curl IDEを利用しFireFoxでアプレットを実行する時に、 最小化されたFireFoxが元のサイズに戻りません
FireFoxがデフォルトブラウザで最小化されて実行している場合、 Curl IDEからアプレットを実行するとアプレットがブラウザ内で実行されますが、 ブラウザのウインドウは最小化されたままです。
FireFoxのタブブラウジング問題について
FireFoxでCurlのアプレットを実行する時に、FireFoxのタブブラウジング機能を全て活用することができません。
MozillaベースのブラウザでCurlアプレットがスティッキーなアプレットとして動作します
以下のブラウザではCurlアプレットがスティッキーなアプレットとして動作します。 そのため、ブラウザの履歴に残っているCurlアプレットのURLを参照した際、 存在するアプレットのインスタンスが参照されて、 すでに実行されているアプレットインスタンスに戻ります。
影響のあるブラウザ
- Firefoxの全てのバージョン
回避方法:ありません。Mozillaベースのブラウザは プラグインに対して履歴情報の提供をサポートしていません。
127.0.0.1 が拒否されると強制終了します
ファイアウォールでIPアドレス127.0.0.1 を接続拒否に設定しないでください。 Curl RTE と Curl IDEは、内部利用の目的の為にこのループバック・アドレスを 使用しています。 これらの製品は、このアドレスに対するアクセスがブロックされていると機能しません。
Curl RTEに付属のMozillaには日本語リソースはありません
Linux上のCurl RTEは、ブラウザを起動する必要がある時に、 既にインストールされている妥当なブラウザが見つけられないと、 Curl RTEに含まれているMozillaブラウザのコピーを使用します。 このMozillaのコピーは、ユーザが利用している環境の言語と関係なく、 英語リソースだけを含んでいます。
Linuxでは、"control-key shows mouse cursor"がCurlのコントロールキーのプロセスを妨げます
Linuxで"control-key shows mouse cursor"を選択していると、 Curlランタイムがコントロールキーの状態を受け取れません。
LinuxではCurl RTEは、Firefoxのプロファイルをコピーしません。その為Firefoxのユーザ設定は無視されます
LinuxのCurl RTEは、httpとhttpsを取り扱うために Mozillaベースのライブラリを使用しており、 Curl RTEは使用しているプロキシサーバーやクライアント証明書などの 様々な設定を取得するためにユーザが最後に使用したMozillaの プロファイルのコピーを作成します。 しかしながら、Curl RTEはFirefoxのプロファイルをコピーしません。 その為、Firefoxのユーザは、Curl RTEが変更を認識できるように Mozillaを起動し、該当の設定をMozilla経由で変更する必要があります。
Windows VistaでInternetExplorer7のプロテクトモードの環境で Curlアプレットを起動した時にセキュリティ警告が出ます
Windows Vistaでieuser.exeが動作している状況でCurl RTE、Curl IDEをインストールし、 Curlアプレットを起動すると以下のようなセキュリティ警告が出ます。
"A website wants to open web content using this program on your computer...."
回避方法:
- ieuser.exeプロセスが動作していない状況でCurl RTEをインストールする。 または、
- Curl RTEをインストールした後に再起動する
Internet Explorer 7のクイックタブビューでのCurlアプリケーションの表示について
Internet Exploreの制限により、Internet Explorer 7のクイックタブビューで Curlアプレットを表示するとアイコンでしか表示されません。
Curlアプレットはマルチタブ設定のIEでは新しいタブと新しいウィンドウを両方開きます。
Internet Explorerの7.0以降の新しいバージョンでは、マルチタブを使用 かつ新しいページやリンクを新しいタブで表示するように設定していると、 IDEからCurlアプレットを起動するたびに新しいバージョンのCurlアプレットを新しいタブで開きます。
回避方法:新しいページやリンクを開くときは、 同じページで開くようにInternet Explorerの設定を変更してください。
API - 言語の問題
不確定なatan2の結果はプラットフォーム間で異なります。
mathライブラリのatan2関数は、その引数が両方とも無限大であるといった不確定の場合には、 プラットフォームによって異なる振る舞いをします。あるプラットフォームでは not-a-numberが戻り、また別のプラットフォームでは有限値が戻ります。 この相違は、異なるプラットフォーム上にある標準mathライブラリを 基礎としているatan2内の相違に由来します。