ワンソース・マルチユースのモバイル開発環境「Caede」ベータ版を提供開始
~自動変換機能によりCurlからモバイルアプリケーション開発が容易に実現~
  
  SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:中井戸 信英、以下 SCSK)は、SCSKの独自技術であるリッチクライアント/RIAテクノロジーCurlのモバイル開発環境「Caede(カエデ)」ベータ版 Ver0.8.0(以下 Caede)の提供を3月29日より開始いたします。
  
  
  
  ※pdf版は こちら  から
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1.背景・目的
  
  昨今、さまざまなモバイル端末の普及とともに、モバイル開発の需要は高まりつつあります。また、モバイルアプリケーションを開発する開発者は、多様化するモバイル開発のプラットフォーム、そのバージョンおよびデバイスに対応するために、複数の技術や言語を習得する必要に迫られています。これらの課題に対しSCSKでは2011年11月に「Caede」プレビュー版をリリースし、ユーザーからのフィードバックを取り入れながら製品化に向けた機能追加を実施してまいりました。
  
  このたび提供を開始する「Caede」ベータ版は、ひとつの開発言語(Curl言語)と開発環境で、PCからモバイルまでさまざまなデバイスに対応するクロスプラットフォーム開発環境です。Curlアプリケーションからモバイルアプリケーションへの変換を可能にする自動トランスレーション、Curl言語の基本構文、ライブラリ、GUIコンポーネント機能が追加されました。また、GPS、ビデオ、カメラ、ローカルDBなどモバイル特有のデバイスとの連動が可能となります。これにより、開発者はデスクトップPCのRIA開発からモバイル開発まで生産効率および品質の高いアプリケーションの開発を実現できます。
2.「Caede」ベータ版 の主な機能
  
  「Caede」ベータ版によるモバイルアプリケーション開発では、単一のCurl言語で開発できるため、デバイスごとに対応したスタイルシートやソースコードを用意することなくワンソースで完結可能です。「Caede」は、Curl言語で開発されたソースコードからモバイルモジュールを生成するためのトランスレータ、フレームワークおよびライブラリを提供します。トランスレータにより生成されたモバイルソースコードは、スマートフォンやタブレット上でハイブリッドアプリケーションとして動作します。また、デスクトップPCによるCurlアプリケーションと同様にビジネスロジックから画面生成、その遷移およびWebサーバとの対話が可能となります。
  
  
  
  
  
  ■ Curl言語によるモバイルアプリケーションの開発
  
  ・RIA分野で培ったCurl標準の基本構文やクラス定義、ライブラリ、GUIコンポーネントなどをモバイル開発でも利用できます。
  
  
  
  ■ フレームワーク、ライブラリ、トランスレータの提供
  
  ・高い開発生産性を実現する、モバイル開発専用のフレームワークとライブラリを提供します。トランスレータにより、Curlのソースコードからモバイル用のソースコードを自動生成します。これにより、ワンストップでアプリケーション開発から実機によるモバイル実行まで実現できます。
  
  
  
  ■ デバイス機能
  
  ・モバイル特有の機能であるGPSやカメラ、加速度センサー、傾きセンサー、ローカルストレージ、音声などとの連携が可能です。
  
  
  
  ■ 他言語インターフェース
  
  ・JavaScriptやJavaとの連携を可能とし、より柔軟なアプリケーション構築を可能としています。
  
  
  
  
  
  ■ 開発環境(Eclipse plugin)
  
  ・Caede開発環境のみならず、Androidアプリケーション開発に必要なAndroid SDKなども含めてオールインワンでインストールすることが可能です。
3.今後に向けた改善
  
  今後に向けた改善策として、Curl言語の基本構文、GUIコンポーネントおよびライブラリを拡充します。画面開発では、構築ツールのVisual Layout Editor(VLE)によるノンコーディング開発の実現を予定しています。また、Curl独自のシミュレータを用意することで開発者の生産性向上を追求します。一方、プラットフォームでは、iPad、iPhoneユーザー向けにiOSにも対応予定です。その他、多言語インターフェースなど、さまざまな機能追加を図ってまいります。
  
4.「Caede」ベータ版ダウンロード
  
  以下URLよりダウンロードが可能となります。
  
  URL:http://caede.curl.com/ja/
  
【Caede概要図】

5.「Caede」ベータ版紹介セミナーを開催
  Caedeベータ版のセミナーを4月26日(木)東京にて開催します。
  
  セミナーに関する詳細、お申し込みについては、http://www.curlap.com/ までお願いします。
■補足:リッチクライアントRIAテクノロジー「Curl」について
  
  SCSKの独自技術であるリッチクライアントRIAテクノロジー「Curl」は、現在のWebアプリケーションの問題や課題を解決し、高機能ユーザーインターフェースを持つシステムの構築を可能にするエンタープライズ向けRIA統合開発環境および実行エンジンです。
  
  HTMLのようなテキストフォーマットから高パフォーマンス3Dグラフィックスまで、「Curl」は広範囲にわたる開発が可能です。PCやモバイル端末といったクライアントサイドに特化し、アプリケーションのユーザーインターフェースを1開発言語、1ソースで開発ができます。さらに、OS、メーカを問わず、あらゆるサーバ製品との連関性を高めることで、データやシステムなどの既存資産を効率的に活用できます。
  
  1995年にMIT(米国マサチューセッツ工科大学)で次世代のWeb開発環境および実行エンジンとして研究されてきました。2004年よりSCSK(旧 住商情報システム株式会社)が製品開発およびライセンス販売、マーケティング、サポートすべてを運営し、現在、日本国内では大手企業を中心に500社以上が採用しています。
  
  Curl Webサイト URL: http://www.curlap.com/
  
■補足:SCSK株式会社について
  
  SCSK株式会社は、2011年10月に住商情報システム株式会社と株式会社CSKが合併し誕生しました。両社の各産業分野における技術力・ノウハウ・知財などを相互に活用するとともに、システム開発、ITインフラ構築、ITマネジメント、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、ITハード・ソフト販売を有機的に統合することで、フルラインナップのサービスをご提供いたします。また、住友商事をはじめとするお客様の世界各国におけるITシステム・ネットワークのサポート実績を活かし、グローバルITサービスカンパニーとして、さらなる飛躍を目指してまいります。
  
  SCSK株式会社Webサイト URL: http://www.scsk.jp/
■本件に関するお問い合わせ先
  
  【製品・サービスに関するお問合せ先】 
  
  SCSK株式会社
  
  Curl事業部 製品企画開発部  三野、杉浦
  
  TEL	:03-5166-1715
  
  E-mail:curlsales@scsk.jp
  
  【報道関係からのお問い合わせ先】
  
  SCSK株式会社 
  
  広報部  杉岡
  
  TEL: 03-5166-1150
  
  
  
  *記載の社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
  
 このページに掲載されているプレスリリースその他の情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過または様々な後発事象によって変更される可能性がありますので、詳細についてはお問合せください。
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