2008年9月25日
RIA向けUIデザインコンポーネントを オープンソースで提供

株式会社カール(本社:東京都中央区、取締役社長:井藤 登 以下 カール)は、リッチクライアントCurlの標準GUIコンポーネントを拡張し、エンタープライズRIAシステムの開発を強力に支援するUIデザインコンポーネント群を「Advanced UI 0.5」(以下Advanced UI、詳細は http://developers.curlap.com/ )の名称で、2008年9月25日にオープンソースとして提供することを発表いたしました。
※pdf版は こちら から (別ウィンドウでリンクが開きます 以下同)
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記 |
Advanced UIは、標準のGUIコンポーネントだけでは振る舞いが困難であった、よりリッチなユーザーインターフェースとデザインをエンタープライズRIAシステムで実現し、利用者に豊かなユーザーエクスペリエンスを提供します。また、Curlを開発するITエンジニアは、エンタープライズRIAシステムの開発におけるUIデザインの効率化とリッチなユーザビリティが提供できるコンポーネントを入手することができます。
このオープンソースプロジェクトは、米SourceForgeのもと、Apache License 2.0によって公開されます。
今回オープンソースで提供するUIデザインコンポーネントは、以下の主要コンポーネントを含めた30種類になります。
・カルーセルメニュー : 立体的に回転するメニュー
・フィッシュアイ : Macのdockライクなメニュー
・Cubeフレーム : 3Dの立方体型のフレーム
マウスジェスチャー・イベント、オートコンプリート、ウィザードフレーム、アニメーション・ビュー、
アニメーション・ボタン、ローテーター、カスタマイズされたテキストフィールド・日付フィールド・コンボボックス・ボタン・アコーディオンタブなど
カールは、企業向けRIAプラットフォームの拡大とオープンソースコンポーネントライブラリの共通リポジトリ構築を目的としたCurlオープンソース戦略を2007年10月に発表し、様々なプロジェクトを設立してきました。これらのプロジェクトには、2008年3月にリリースされたWebサービス開発キット(WSDK)、7月にリリースされたクライアントDBのSQLiteへの接続を可能にしたデータ連携キット(CDK)、ユニットテスト等アプリケーション開発支援機能などを持つCDUなどがあります。
今回提供するAdvanced UIは、基幹系システムを中心に国内350社を超える企業の開発経験を元にユーザーの意見を取り入れて日本で開発したオープンソースプロジェクトであり、カールによるオープンソーステクノロジーへの取り組みを更に拡大するものになります。
今後、Advanced UIは、3Dコンポーネントを取り入れたグリッドやチャートなど、より高度なUIコンポーネントを取り入れ、コンポーネントの拡充を図っていきます。
【会社概要】
株式会社カール
http://www.curlap.com/
所在地 : 東京都中央区晴海1 - 8 - 12 晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーZ
設立 : 2004年12月
資本金 : 10百万円
代表者 : 代表取締役社長 井藤 登
事業内容 : リッチクライアントCurl製品の販売/コンサルテーション/サポート。
ライセンス販売の他に、Curl ブランドのマーケティングをイベント参加や広告を通じて展開中。
【リッチクライアント言語 「Curl」】
リッチクライアント言語Curlは、現在のWebアプリケーションの問題や課題を解決し、高度かつ複雑なユーザーインターフェースをもつシステムの構築を可能にするエンタープライズ向けWebプログラミング言語。
HTMLのようなテキストフォーマットから高パフォーマンス3Dグラフィックスまで、 Curl言語は広範囲に亘る開発記述に対応が可能。
クライアントサイドに特化し、Webアプリケーションのユーザーインターフェースを画期的に向上。さらに、OS、メーカを問わず、あらゆるサーバ製品との連関性を高めることで、データやシステムなどの既存資産を効率的に活用できる。
95年にMIT(米国マサチューセッツ工科大学)で次世代のWeb開発言語として研究された。98年に米国Curl社を設立。日本語版は03年より提供。現在、日本国内は大手企業を中心に350社以上が採用。
◆本件に関するお問い合わせ先:
株式会社カール
マーケティング部 杉本・杉浦
TEL : 03-5547-3866 E-Mail : curlsales@scsk.jp (メーラーが起動します)
※ 掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。
以上
