2004年6月1日
住商情報システムは、米国Curl社の全知的資産を取得いたしました
・Curl言語に関する全知的財産と開発技術陣を100%取得・リッチクライント市場へ本格的参入
2004年5月28日
住商情報システム株式会社
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住商情報システム株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:中川 惠史)は、この度、米国カール社(マサチューセッツ州、ケンブリッジ)が所有するリッチクライアント言語である“Curl”に関する、ソースコード、特許、商標等の全知的財産の取得及び開発技術陣の移籍について、米国カール社と合意に達し、2004年5月24日(米国EST)付にて、実行いたしましたので、お知らせいたします。
Curl言語は既存のWeb言語であるJavaやHTML等の課題を解決すべく、1995年にマサチューセッツ工科大学(MIT)共同プロジェクトにより開発された次世代Webシステムのためのリッチクライント言語を起源としており、米国カール社は、その開発過程で多くのリッチクライントに関する特許技術も取得しています。
当社は、2003年10月にはCurl言語のアジア・パシフィック地域の独占販売権を持つ株式会社カール・アジアパシフィックを100%買収しており、今回はCurl言語の研究・開発元である米国Curl社の全ての知的資産を取得したことになります。Curlの販売については、今後も総代理店としての株式会社カール・アジアパシフィック社(本社:東京都中央区、取締役社長:塩野谷 光司)が継続して行います。
カール・アジアパシフィック社は、日本市場では2003年5月から営業を開始し、そのユーザは既に100社以上となっており、今回の取得により日本市場に必要な機能をさらに強化することが可能となり、急激に拡大しつつある日本のリッチクライアント市場への本格的なソリューション提供が期待されます。
本年6月にはLinux日本語版の出荷が計画されており、e-Japan等への環境も整います。また、ソースコードを含め、全ての著作権を所有することになりますので、携帯、情報家電のような組込み型ビジネスへの展開も可能となり、Curlの適応分野はさらに大きく広がることになります。
米国Curl社の技術陣はプロフェッサー級の技術者を含めMIT出身者が多く、インターネット、Webに関してトップクラスの技術力を有しています。当社は、このたび取得した知的資産と優秀な技術陣の技術力やバックグラウンドを活用し、日本市場における最新のWeb技術のビジネス展開も計画しており、今後、様々な分野において貢献できますよう努めて参ります。
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■ お問い合わせ先
住商情報システム株式会社(SCS)
東京都中央区晴海1丁目8番12号 晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーZ
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