2004年3月3日
画期的な次世代Webシステム開発言語「Curl」を大幅機能アップ 新バージョン「Curl Ver3.0(日本語版)」の販売を開始
株式会社カール・アジアパシフィック(本社:東京都中央区、代表取締役社長:塩野谷 光司)は、次世代Webシステム開発言語の新バージョン「Curl Ver 3.0(日本語版)」を本年3月15日(月)より販売開始いたしますので、以下の通りお知らせいたします。Ⅰ.「Curl」の特徴:
[Curl」はWebシステム開発用の次世代プログラミング言語です。クライアント側で処理の多くを実行する「リッチ・クライアント」を実現し、従来のサーバ中心型から、サーバとクライアントとの分散協調による新たなWebアプリケーションを実現可能にしました。その言語の特徴は、下記のとおりです。
(1) 「Curl」は、HTML,JavaScripts,Graphic tool,Java,C++等の機能を統合した画期的な言語です。
(2) 完全な「リッチクライアント」環境のWebシステムが、高生産性・高品質にて構築可能です。
(3) 成長著しいWebシステムの分野で、新たなソリューションの提供を強力に推進いたします。
Ⅱ.今回のバージョンアップの内容:
「Curl Ver 3.0(日本語版)」では、日本語の入力等における日本語制御の機能を強化し、表形式の入出力の部品群も標準機能として装備いたします。これにより、業務システムの構築において、大幅な強みを発揮いたします。また、オフラインでも利用可能なOCC機能(注1)も実現し、SFAでの利用にも使用できるなど、Webシステムの構築が非常に容易となります。
これらにより、「Curl Ver 3.0(日本語版)」は従来からの豊富なビジュアル的な表現能力(グラフ表示、3D、音声、動画)に加え、入力機能、モバイル機能が充実した、より一層ユーザ・フレンドリーで強力な次世代Webシステム開発言語となります。
具体的な新規機能及び強化機能は以下の通りです。
(1)新規機能
① 日本語入力制御機能
② オフライン利用を可能とする機能 (OCC)
③ 表形式のコントロール部品提供
④ データアクセスを簡潔にする新機能(データ・バインディング)
(2)拡張機能
① Curl アプレットのロード時間の短縮
② GUIツールキットの拡張(Visual Layout Editor)
③ グラフィカル・オブジェクトを、レイアウトに合わせて自動的に整列、伸縮、圧縮する機能(Elastic)
注1) OCC機能 : (Occasionally Connected Computing)
オフラインで動作可能であるWebシステム
Ⅲ.販売価格:
販売価格は、情報システム部門や「Curl」技術者の要望に応えるために、従来の価格を大幅に改定し、下記の通りといたします。
(1)「Curl」の開発環境(Curl IDE): 59,800円
(2)サーバライセンス: ユーザ数によります(20ユーザ=300千円~)
(3)クライアント側のランタイムエンジン: ダウンロードフリー
これらにより、市場のリッチ・クライアント市場での「Curl」の普及と開発者層の拡大を目指します。
また、「Curl 2.0.x」のユーザには、「Curl Ver3.0(日本語版)」への無償アップ・グレードを行い、さらに追加購入時には特別割引価格(3万円)を適用いたします。
Ⅳ.ご参考:
「Curl」について
「Curll」は、1995年よりDARPA(米国防総省高等研究計画局)の資金援助を受けて、米MIT(マサチューセッツ工科大学)にて研究が開始され、初の商用版が2001年に開発されました。「Curl
Corporation」は、1998年にティム・バーナーズ=リー氏を始めとする錚々たるメンバーが中心となり設立されました。
日本国内では2002年より、株式会社カール・アジアパシフィックがアジア圏に於ける代理店として、「Curl」製品やライセンスの販売を展開しております。
