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リリースノート

既に判明している問題 - Curl RTE 6.0.2

既に判明している問題 - Curl RTE 6.0.2 for Mac

以前のバージョンでは View.draw が GUI ツールキットから呼び出されなかった問題について

Curl バージョン 6.0 から、View.draw メソッドを呼び出すことが可能になります。以前はこのメソッドを呼び出すことはできなかったので、 View.draw をオーバーライドしたアプレットごとに振る舞いが異なっていました。以前のバージョンと整合性を保つために、このようなアプレットはオーバーライド部分を削除するか、コードの修正を行い、描画の振る舞いを調整してください。

TEA-manager.xcurl 実行中にQTP ユーザー機能は Curl オブジェクトと同じ名前を持つことはできません

Mercury QuickTest Professional (QTP) を Curl アプリケーションのテストに使用する際、Curl のコントロールに付けられた名前と同じ名前を QTP ユーザー機能に付けることはできません。

LightWeightTextGraphic が文字列末の空白を正しく表示しません

Curl は String のようなオブジェクトが、必要に応じて自動で Graphic オブジェクトに変換することを許可しています。例えば以下のコード
{Frame background = "yellow",
   "a\u5168\u89D2a "}

は String を表示する Graphic を含んだ Frame を作成しています。この場合の変換は、以下のように文字列末の空白を取り除く動作を含むソースコードの処理をまねています。
{Frame background = "yellow",
   {text a\u5168\u89D2a }
}

しかしながら、6.0 より前のバージョンでは、空白は常に取り除かれていたわけではありませんでした。もし、文字列末の空白を残したまま String を Graphic に変換したい場合は、空白文字を使用するか、明示的に以下のように TextFlowBox を作成してください。
{Frame background = "yellow",
   {TextFlowBox "a\u5168\u89D2a "}
}

元に戻す / やり直し は スキンが適用された ComboBox には実装されていません

Curl バージョン 6.0から、Microsoft Windows 及び Linux プラットフォーム上では、元に戻す / やり直し の振る舞いはさまざまなテキスト コントロール に適用されており、その中には規定のユーザー インターフェースを持つ ComboBox も含まれています。しかしながら今回のリリースでは、例えば Mac プラットフォーム上での既定のユーザー インターフェース のように、スキンが適用されたユーザー インターフェースを持つ ComboBox に対しては、元に戻す / やり直し の機能をサポートしていません。

トップレベルでの構文の定数はエイリアスとして使えません

'def' 構文を使い、マクロやコード中に埋め込まれた構文に対してエイリアスを作成することが可能になりました。例えば:
  def mydo = do
  {mydo
    {output "mydo"}
  }

この機能はコードを複雑にする恐れがありますので、頻繁に使わないほうがよいでしょう。 これはパラメータ化された型のパラメータとして、マクロにも使うことができます。

Curl はSafari のステータスの設定やタイトルの変更をすることができません

OS/X 上では Webkit の制限により、Safari、OmniWeb や他の Webkit ベースのWeb ブラウザでは、Applet.set-title を使ってのタイトルの設定や Applet.set-status を使ってのステータスの設定ができず、Applet.parent-invoke も使うことができません。またアプレット上で HTML ページ中の JavaScript は applet_invoke を使うことができません。この問題は Webkit の将来のバージョンで修正される予定です。

IE7 のクイック・タブ のビューの中で Curl アプレットのコンテンツが表示されず、アイコンのみが表示されます

Internet Explorer の制限により、Internet Explorer 7 の クイック・タブのビューは Curl アプレットのアイコンを表示するのみで、コンテンツのイメージを表示しません。

ディプロイメント オプション における IDE の再同期の問題について

Curl IDE の中でオプションを使いディプロイメントの際に再同期を行う場合には、Curl ドキュメントから、[Curl 開発者ガイド]→[コンテンツの構成要素]→[キャッシュと同期] と進み、「キャッシュと同期」の章が推奨している使用方法をよく理解してください。

Mozilla形式のプラグインでは埋め込み型アプレットに不具合が起きます

Mac 上の Mozilla スタイルのブラウザで Curl アプレット を見る際に、1つ以上のアプレットが埋め込まれている場合はアプレットが正しく描画されません。1つ以上の Curl アプレット が埋め込まれている場合、Mozilla はそれらのアプレットを正しく配置できません。

コントロール パネル上で登録されていない QTP ボタンは Vista 上では動作しません

Curl RTE と Mercury QuickTest Professionalを Microsoft Vista OS 上で実行する際、Vista 上でユーザーアカウント制御(UAC)をオフにしない限りは、Curl RTE コントロール パネル 上でしか、QuickTest の [登録] ボタンと [登録解除] を使うことができません。

GDI+ は GDI 経由で invert-destination を使うことができます

Windows で、出力先を反転させる代わりに Microsoft GDI+ ベースの Renderer2d 上の DrawOperation.invert-destination を使って 2D レンダリングを実行すると、レンダラーはハッチング パターンを使います。 (グローバルもしくは View に対し RenderingMode を high-quality に設定するか、Canvas、AntialiasedFrame、もしくはオフスクリーン Renderer2d を、 use-host-rendering? = false と support-advanced-draw-operations? = false を設定した場合に GDI+ を使用します。) この振る舞いは Curl の将来のリリースでは変更される可能性があることに注意してください。