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リリースノート

既に判明している問題 - Curl IDE 7.0.1000 ~ 7.0.1002

インストーラ

サイレントインストーラがスタートメニューのショットカット作成にエラーを起こす場合があります

コンピュータのロケール選択の際、現在のホストロケールと異なるロケールを選択している状態で前回のインストール作業が行われた場合、Curl RTEまたはCurl IDEのアップグレードまたはアンインストールが失敗します。典型的な例は、ロケール設定で日本語を選択しているコンピュータでCurl RTEをインストールし、ロケール設定を英語(英国または米国)に変更してからアンインストールまたはアップグレードを行った場合です。このエラーが起きた場合、コマンドウインドウに以下のようなメッセージが現れます。

Throwing unexpected:

ExistingFileException: Failed to create directory

'file:///c:/Documents and Settings/All Users/Start Menu/Programs/Curl RTE': Cannot create a file when that file already exists (183)

*** Error encountered: ExistingFileException:

Failed to create directory 'file:///c:/Documents and Settings/All Users/Start Menu/Programs/Curl RTE': Cannot create a file when that file already exists (183)

+------------------------------------------------+

| To dismiss this window, press the 'enter' key. |

+------------------------------------------------+

回避方法:以下の手順でこの問題が回避されます。

  1. [スタート]> [コントロールパネル] > [地域と言語のオプション]に進み、初回のインストールが行われたときのロケールに設定を戻してください。
  2. 次に、全てのCurl RTE/Curl IDEをアンインストールしてください。
  3. 次に、希望するロケールを設定してください。
  4. 再インストールします。

Curl RTE /IDEのインストールまたはアンインストールの際は、ロケールの設定は統一されていなければなりません。

Curl RTEが置換わった後に、Curl IDEのインストールをキャンセルすると、古いIDEが削除されます

Curl IDE 5.0 のインストール時に、Curl RTE5.0の置換またはアップグレードが必要となる時があります。Curl RTEインストーラはCurl IDEが置換されようとしていることを認識している場合に、既存のCurl IDEを削除します。しかし、Curl IDEのインストールの途中にキャンセルした場合、新しいCurl IDEはインストールされず、以前に存在していたCurl IDEは復元されません。

この問題はサイレントインストーラならばキャンセルが不可能なため発生することはありません。この問題は、ユーザがCurl RTE 5.0とCurl IDE 5.0のベータ版を持っている状態で、実際にリリースされたCurl IDE 5.0のインストールを行った際に起きます。また、Curl IDEを最新のバージョンにアップグレードし、Curl RTEに追加のアップグレードを行った場合にも同様の問題が起きます。

回避方法 : Curl IDE 5.0のインストーラが、互換性のあるCurl RTEをインストールする旨のダイアログを表示した場合、そのダイアログ、またはCurl RTEのインストールを継続しているダイアログからCurl RTEのインストールをキャンセルしてください。

注意:Curl IDEがインストールされようとしている内容のダイアログの表示を待たずにキャンセルしてください。

Curl IDEのインストールをキャンセルした場合、

  • Curl RTE5.0 をアンインストールしてください
  • 以前のバージョンのCurl IDE で再インストールしてください

SuSE 8.2/KDEにCurl RTE 5.0が正常にインストールできません(openssl 依存のため)

Linux SuSE 8.2のディストリビューションでは、Curl RTE 5.0がインストール、実行できません。

回避方法:ありません。SuSE 8.2/KDEとCurl RTE 5.0では互換性のないバージョンの libcrypto.soが必要だからです。

Linux用Curl IDEをスタートメニューで見るためには再ログインが必要です

Gnomeが起動しているLinuxでは、Curlの開発環境をインストールした直後にスタートメニューにCurl IDEが表示されません。

回避方法:一度ログアウトしてから再ログインを行うと表示されます。

KDEではLinux 用Curl IDEスタートメニューが作成されません

Linuxのバージョンによって、KDEが動作している場合、Curl RTE、Curl IDEのスタートメニューが作成されないことがあります。

回避方法:コマンドラインより起動させて下さい。

  • Curl RTE => /opt/curl/surge/6/surge
  • Curl IDE => /opt/curl/surge/6/surge-lab

注意:複数の数字の付いているサブディレクトリが存在する場合、最新のIDEのディレクトリをコマンドラインに記述してください。例:ver.5 と ver4が存在する場合は、/opt/curl/surge/6/surgeと記述してください。

GUIとグラフィックス

デフォルトのDrawオペレーションが変更されました

Renderer2dのデフォルトのDrawOperationがsourceからmaskに変更されました。with-render-propertiesを使用してDrawOperationを使用しない場合、この変更はRenderer2dインタフェースを直接使用して自分のレンダリングを行っているアプレットに影響を与える可能性があります。以前のバージョンでは、デフォルトの振る舞いは透明度が無視されていましたが、今回のバージョンでのデフォルトの振舞いは、PixmapエレメントやFillPatternの透明度設定によって行われます。

前のバージョンの振る舞いで描画処理を行いたい場合、次のようなコードでラップして、コーディングしてください:

{with-render-properties draw-operation =
DrawOperation.source on renderer2d do
[your drawing code here]
}

トレードマークシンボルに下線を引いた場合に起こる問題について

一部のLinuxでは、トレードマークシンボルに下線が引かれた場合、下線付きの文字の表示がおかしくなる場合があります。

DrawableGraphic.occlusion-performance-modeの制限について

DrawableGraphic.occlusion-performance-modeは
”high-performance”、”accurate-occlusion”、”best-effort”の3つの設定が可能です。

現在は、”best-effort”と” high-performance”モードは同じものです。アプレットが他のグラフィカルオブジェクトでDrawableGraphicオブジェクトをオーバーラップすることを要求した場合、”accurate-oclusion”モードを明示的に指定してください。

テーブルセルでの特別なイベント処理について

通常、グラフィカルオブジェクトにbackgroundを設定した場合、そのbackgroundは可視的な設定であれば、ポインターイベントを受け取ります。しかしテーブルセルにbackgroundを設定したときは同じではありません。(例えば、{cell-prototype, background = red, …}と記述した場合) テーブルセルはGraphicでないので、その振る舞いはグラフィックオブジェクトと違います。 回避方法 : テーブルセルの中にFrameなどのグラフィックオブジェクトを挿入し、backgroundを設定します。(テーブルセルを全てFrameで埋めるために、フレームの高さや幅を指定する時に、{add-stretch}を使用してください。)

ListBox内でのダブルクリックに関する説明について

ListBoxでのダブルクリックは、たとえアイテムが一つも選択されていなくても、Actionイベントを発生させます。これは、ListBoxのActionイベントハンドラは、ListBox.valueがnon-nullであると見なさない事を意味しています。

推奨:enabled?=false と visible?=falseを同時に使用してください

コントロールが目に見えない場合でも、フォーカスを取得することは可能です。これはenabled?=falseとvisible?=falseを同時に使用することで回避できます

BasicConnectedRecordSetは空文字をnullに変換します

ConnectedRecordSetでは、nullの値が認められているcolumnでの空文字はレコードセットがコミットされるときにnullに変換されます。これは特殊なケースであり、より厳密にテーブルの定義を行うことで回避されます。(明示的にnon-nullと定義するなど)

イタリックの文字が欠けることがあります

どの文字もテキストレイアウトに最適な境界ボックスを持っており、また描画処理に最適な境界ボックスも持っています。Curl RTEは、これらの場合、テキストレイアウト用のボックスを使います。その結果、最初または最後の文字が僅かに欠ける時があります。同じ現象が殆どのウェブブラウザで見られます。

ディレクトリを検索する際のファイル名は、大文字小文字を区別します

ディレクトリを検索する為にIDEの検索ダイアログを使用する時、探すファイル名に正規表現を使うことが出来ます。Windowsでは、この正規表現検索は、大文字小文字を区別しません。例えば、"*.h"というパターンは、"WINERROR.H"ファイルにマッチします。

Linux上でのモーダル・ダイアログ

Linuxでモーダル・ダイアログは、システムの仕様によって親windowをdisableにしませんが、それらのダイアログはモーダル・ダイアログとして機能します。

Windows XPでATI 3d Rage Proを使用している場合に起こる不明瞭なグラフィック表示の問題

ATI 3d Rage ProグラフィックカードがWindows XPで使用されている場合に、グラフィックの表示が不明瞭になる場合があります。ほとんどの場合、製造元のサイトから最新版のドライバをインストールすることでこの問題は解決されます。

TextShapeでスケールに負の値を設定するとレンダリングが正しく行われません

TextShapeでスケールに負の値を設定すると、本来テキストは反転したイメージでレンダリングされるべきですが、現在この動作が正しく行われません。この問題に対する回避方法は現在ありません。

透明な Background と ポインターイベントの伝播

オブジェクトのバックグランドが設定された場合、不透明だと考えられます。これは透明なバックグラウンドを持っているオブジェクトの後ろにほかのオブジェクトが見えても、ポインターイベントが前面のオブジェクトに止められることを意味します。回避策:前面のオブジェクトのバックグランドを、”transparent”と設定する代わりに、unsetしてください。

QuickTestにおける右クリックメニューからのPlayBack機能は実装されていません

Mercury QuickTestで右クリックを使用した際、正しくPlayBackが行われません。しかし、多くの場合メインメニューやキーボードのショートカットからPlayBack機能を使用することができます。

アプレットのローディングが完了するまではQuickTestのPlayBackは使用できません

QuickTestのPlayBack機能はアプレットのローディングが完全に終了するまで使用できません。これはアプレットがロード時にダイアログを表示している場合に、QuickTestのダイアログが使用できないことが理由です。回避方法として、{after 0s do}を使用して読み込み時のダイアログをポップアップさせてください。このコードによって、アプレットが完全にローディングされるまで、コードの実行を遅らせることが出来ます。

QTPでは、GroupBoxのラベルはControlを記述する為に使用されます

QTPのtest-name(テスト名)とCurlのtest-nameプロパティが対応していない場合があります。コントロールに対し、Curlのtest-nameがあれば、それがQTPのtest-nameになりますが、ない場合は、コントロールの説明がQTPのtest-nameになります。

またコントロールの多くは内部的に説明があるわけではありません(例えばボタンラベルのように)。その為コントロールは自分自身よりも先にラベルを参照し、それを説明として使用します。よってGroupBox内の最初のコントロールはその説明にGroupBoxのラベルを使用してしまいます。回避方法として、このコントロールに対しCurlのコードの中でtest-nameを与えてください。

言語サポートについて

Curl RTEにおいてサポートされる言語は英語と日本語のみです。アプレットの中で使用されOSで利用可能な左から右へ読むほとんどの言語は表示することと入力することは可能です。

View.draw が GUI ツールキットから呼び出されない

Curl バージョン 6.0 から、View.draw メソッドが呼び出されます。以前、このメソッドは呼び出されなかったので、 View.draw をオーバーライドしたアプレットごとに振る舞いが異なっていました。以前のバージョンと整合性を保つために、このようなアプレットはオーバーライド部分を削除するか、コードの修正を行い、描画の振る舞いを調整してください。

TEA-manager.xcurl 実行中にQTP ユーザ機能は Curl オブジェクトと同じ名前を持つことはできません

Mercury QuickTest Professional (QTP) を Curl アプリケーションのテストに使用する際、Curl のコントロールに付けられた名前と同じ名前を QTP ユーザ機能に付けることはできません。

元に戻す / やり直し は スキンが適用された ComboBox には実装されていません

Curl バージョン 6.0から、Windows 及び Linux上で、元に戻す / やり直し の振る舞いはさまざまなテキスト コントロール に適用されており、その中には既定のユーザインターフェースを持つ ComboBox も含まれています。しかしながら今回のリリースでは、例えば Mac プラットフォーム上での既定のユーザインターフェース のように、スキンが適用されたユーザインターフェースを持つ ComboBox に対しては、元に戻す / やり直し の機能をサポートしていません。

コントロール パネル上で登録されていないQTPのボタンはWindows Vista上では動作しません

Curl RTEとMercury QuickTest ProfessionalをMicrosoft Windows Vista上で実行する際、Windows Vista上でユーザーアカウント制御(UAC)をオフにしない限りは、Curl RTE コントロールパネル上でしか、QuickTestの[登録]ボタンと[登録解除]を使うことができません。

CurlアプレットではリンクをPCのコントロールキー+クリックやMacのアップルキー+クリックをしても新しいタブは開きません

コントロールキーやアップルキーを押しながらのCurlアプレット内のリンクのクリックは、新しいタブを開くことはできません。

GDI+ は GDI 経由で invert-destination を使うことができます

Windows で、出力先を反転させる代わりに Microsoft GDI+ ベースの Renderer2d 上の DrawOperation.invert-destination を使って 2D レンダリングを実行すると、レンダラーはハッチング パターンを使います。 (グローバルもしくは View に対し RenderingMode を high-quality に設定するか、Canvas、AntialiasedFrame、もしくはオフスクリーン Renderer2d を、 use-host-rendering? = false と support-advanced-draw-operations? = false を設定した場合に GDI+ を使用します。) この振る舞いは Curl の将来のリリースでは変更される可能性があることに注意してください。

非特権アプレットでは、ユーザーのジェスチャ(マウスクリックやキープレス)で行なわれたものでない限り、情報をクリップボードにコピーしません

これを試みるとSecurityExceptionがスローされます。この変更は、セキュリティを強化するためにサポートされる全てのバージョンのCurl RTE に加えられました。

DropdownList の高さは、空の文字列がリストメンバに含まれている時に減ります

リスト内のアイテムが同じ高さでない時DropdownList の高さは、選択されているアイテムに依存して変わることがあります。典型的なケースの1つは、リスト内に空のアイテムがある場合です。これは、値が空の文字列であるアイテムのラベルに改行しないスペースを使用してコード化することが出来ます。

Graphic-to-Pixmap は、AppletGraphic で動作しません

Curl 7.0 API, で追加されたプロシージャGraphic-to-Pixmap は AppletGraphic を含むGraphicをPixmap に変換しようとしても正しく動作しません。この機能は、Curl バージョン 7.0 のサービスパックで修正されます。正しく動作させる為にAPIは変更される可能性があります。

Curl IDE, VLE, ドキュメント

文字コードが正しくない場合、ファイルのチェックアウトが出来ない場合があります

正しくない文字コードを持っているファイルがソースコードリポジトリにチェックインされて、Curl IDEがそのファイルをチェックアウトして編集しようとするときに、この操作が正しく行われない可能性があります。

回避策: Curl IDEで編集する前に、Curl IDE以外のツールでそのファイルをチェックアウトして下さい。

不完全なファイルをデバッグする際に起こるエラーについて

HTTPのURLからロードされたアプレットの最上段にブレイクポイントを設定した場合、ブレイクポイントまで到達した時にファイルは部分的にしか表示されません。

回避方法 : HTTPサーバからファイルをデバッグする際は、Curl IDEのサーバーマッピング機能を使用してください。Curl IDEで、「編集」 → 「ユーザ設定」 → 「全般タブ」 → 「URLマッピングを有効にする」を選択し、必要な情報を記述してください。

VLE拡張エディタは保存されていないランタイムパッケージファイルを見つけられません

変更したファイルを保存しない場合、VLE拡張エディタがCurl IDEで開いたファイルの変更を認識しません。

回避方法 : 拡張エディタで作業する前に、Curl IDEで修正された全てのファイルを保存してください。

LinuxにおけるVLEレイアウトツリーに関する問題について

特定のバージョンのLinuxでは、VLEウインドウの一部がオフスクリーンになっている時にVLEレイアウトの中の操作が正確に行えません。

回避方法 : これはウインドウマネージャの問題です。ウインドウの全体をスクリーン上に表示してください。

Linuxでパッケージが完全にキャッシュされる前に、Curl IDEを起動できてしまいます

Linuxではインストールが完了する前にCurl IDEを起動させることが出来てしまいます。また、Linuxではインストール完了のダイアログが表示されません。

回避方法 : Curl IDEをインストールし、rpmコマンドの呼び出しが成功した後も、バックグラウンドでCurl IDEのパッケージをコンパイルし、キャッシュを行うためのタスクが実行されています。

psコマンドを実行し、’surge’プロセスのインスタンスが表示されているか確認してください。surgeに関するプロセスがなにも表示されない場合は、インストールが完了しています。

コンピュータの性能が低い場合や、CPU使用率が高い状態でインストールを行うと、バックグラウンドでのプロセスに数分かかることがあります。性能の高いコンピュータならば、この処理に一分以上かかることはまずありません。

Curl IDEはバックグラウンドでのパッケージのインストールタスクが完了する前に起動しても正常に動作します。しかしバックグラウンドのタスクが実行されている間は、パフォーマンスが悪いので、インストール作業が完全に終了してからIDEを起動することをお勧めします。

pcurlが条件つき’include’を評価する時、ユーザではなく、開発者の環境に依存してしまいます

pcurl が条件つき’include’を評価するときに、ユーザではなく、開発者の環境に依存した条件で行なってしまいます。pcurlバージョンはCurlのソースのバージョンと同じ動作を行なうべきで、条件つきinclude文の評価はアプレットが実行される環境によって行わなければいけないので、pcurlのこの振る舞いは間違っています。

パッケージはpcurl化された後も、pcurl化される前と同じように動作しなければいけません。

all-version-switch, platform-switchなどのコードで、pcurl化されたパッケージに誤作動が起こります。

以下に例を示します。

    {api-version-switch
    case "4.0" do
    {include "old-source-file.curl"}
    case "5.0" do
    {include "new-source-file.curl"}
    else
    {error "error"}
    }

このコードは、開発者側のテストでは正常に動作しますが、プロジェクトを配布した際、開発者側のAPIバージョンに基づいたファイルをインクルードされることになってしまいます。

回避方法 : 配布パッケージの中では条件付のインクルードを行わないでください。

デバッガで大きな配列を展開する場合の注意

現在表示できるアイテムの数に制限はありませんので、デバッガで配列を展開する時には注意して下さい。

変更されたプロジェクトのセッティングに対し、Undo Checkoutでの変更はできません

変更されたプロジェクトのセッティングに対し、Undo Checkoutでの変更はできません。”元に戻す”操作の後にファイルを一度閉じ、再度開く必要があります。この問題は、Undo Checkoutがプロジェクトファイル上で行われ、プロジェクトターゲットの変更が起きた場合のみに起こります。

Curl IDEで古いプロジェクトを開く場合について

Curl IDEはプロジェクトファイルにプロジェクトのAPIバージョンを保持しています。古いバージョンのプロジェクトが開かれた場合、それよりも新しいバージョンのみが持っている機能は使うことが出来ません。[プロジェクト]→[APIバージョンの変更]を選び、古いバージョンのプロジェクトを現在の新しいIDEのバージョンにアップグレードして下さい。Ver5.0では、このダイアログは新しいAPIバージョンを特定する為に、プロジェクトの中のアプレットのヘラルドのバージョンを検知し置き換える機能も持っています。

高さと幅が設定されるまではチャートが表示されない問題について

多くの場合、チャートオブジェクトは高さと幅を明示的に設定するまでは表示されません。

VLEでチャートレイアウトを加えた際にチャートが見えない場合は、高さと幅を設定してください。

VLEは不適当なAPIバージョンのトップレベルオブジェクトを許してしまいます

VLEの新規ファイルや新しいレイアウトダイアログではレイアウトのトップレベルオブジェクトで作成するコンテナオブジェクトのタイプを指定することができます。しかし、VLEはそのファイルのAPIバージョンで使用できるコンテナオブジェクト一覧を生成するわけではありません。例えば、バージョン3.0のプロジェクトの場合、VLEを開き、ファイルの新規作成を選びます。ダイアログでは既定のAPIバージョン3.0が表示されます。しかし、トップレベルコンテナで使用するオブジェクト一覧はTabAccordionのようなバージョン5.0で導入されたコンテナも含まれています。古いバージョンのプロジェクトを使用する場合は、トップレベルコンテナのオブジェクトに相応しくないオブジェクトを選択しないように注意してください。

VLE拡張エディタは現在のバージョンのみをサポートしています

VLE拡張エディタは現在のバージョンのみをサポートしています。特定のCurl IDEのバージョンのVLE拡張エディタで作成する場合は、そのバージョンにあったCurl IDEをインストールしなければなりません。

Internet Explorer 7はCurl IDEからCurlアプレットを起動した場合、まだ起動中であると解釈されることがあります

Internet Explorer 7でタブブラウズ機能を無効にしてCurlアプレットを起動した場合、起動が完了しているにもかかわらずInternet Explorer 7はまだ起動している状態であると解釈されることがあります。

Curlアプレットをリロードすると起動中を示すアイコンが止まります。

Curl IDEのデプロイオプションの再同期の問題について

Curl IDEのデプロイ時の再同期オプションを使用する時、Curlドキュメントの「キャッシュと同期」の項を御読み下さい。

Curl 開発者ガイド → コンテンツの構成要素 → キャッシュと同期

ファイル操作、I/O、OCC及びパーシスタントデータ

Curlを終了してもI/Oバッファはフラッシュされません

Curlファイルを開いたり、編集したり、閉じたりする際、Curlを終了するとバッファされたデータは全て失われます。この結果、全てのデータがファイルに書き込まれません。この問題を回避するために、”flush”メソッドが明示的に呼び出されるか、Curlを終了する前にファイルを閉じる必要があります。

curl://occは、いつでもデフォルトブラウザで開きます

Windowsにおいて、OCCアプレット("curl://occ/...")は、デフォルトではないブラウザのアドレス欄にURLを入力したときでも、デフォルトブラウザを開きます

IISサーバを使う場合、最終更新時が”None”と表示される時があります

初めてパッケージがロードされた時は、「Temporary Internet Files」ディレクトリのそのファイルの最終更新時間が正しく設定されますが、続いてロードを行うと、最終更新時が”なし”と表示されてしまいます。

マニフェストやアプレット中の'resync-as-of'パラメータが最終更新時に依存しているので、マニフェストとアプレットが最新のファイルにアップデートされたように見えてしまいます。

回避方法 :この問題はIIS Webサーバ内での制限が原因です。問題を解決するために、他のWebサーバでデプロイしてください。

‘resync-as-of’の時間を未来に設定することで、マニフェストとアプレット(パッケージファイル)を常に更新させることが可能ですが、パフォーマンスの面から推奨致しません。

Linuxで'network-offline-mode?' はサポートされていません

回避方法 :  'network-offline-mode?'の代わりに 'network-disconnected?'を使用しネットワークが利用可能か確認してください。

request-browser-resident-httpを使用しOCCもしくは多言語対応している時の問題について

request-browser-resident-httpを使用していてOCC機能を持つCurlアプリケーションをデプロイする時と、翻訳ファイルを使用している場合は、注意が必要です。Curlドキュメントの「Webサイトとの対話」の章を読むことをお勧めします。

curl://offline はOCCアプレットを6.0 から7.0に更新しません

Curlは、随時接続コンピューティング (OCC)機能を 7.0 で改めました。7.0において、OCCアプレットは、インストールされ、他の多くのアプリケーションのようにホストOSに登録され、またランチャーアイコンとアンインストーラーを備えています。インストールされた7.0 アプレットは、ローカルディスクから起動し、アプレットのサーバーに更新を見つけた時には、ネットワークから自動的に更新します。

7.0 をインストールしても、6.0 OCC アプレットは、以前と同じように動作し続けます。6.0 OCC アプレットは、ネットワーク利用が可能な時は、ネットワークから起動し、コンピュータがオフラインの時だけ、ローカルコピーから起動します。6.0 と 7.0のこの違いにより、Curl OCC の自動アプレット更新機能を使って、ローカルにインストールされたOCC アプレットをバージョン 6.0 から 7.0 に移行することはできません。

Curl RTE バージョン6.0のAPIでコーディングされたOCCアプレットをお持ちで、改良された7.0のOCCにアップデートしたい場合には、選択肢は二つあります。一つ目は、6.0 バージョンと異なるURLで7.0 バージョンのアプレットをデプロイすることです。7.0 RTE は、新しいURLを異なるアプレットとして扱い、全く新しいOCCアプレットとしてインストールします。別の方法は、ユーザーに、新しい7.0のアプレットを実行させる前に、6.0のアプレットをアンインストールしてもらうことです。7.0 Curl コントロールパネルには、新しく“アプレット”タブが追加され、インストールされたアプレットのローカルディスクサポートを管理します。ローカルサポートは、Webサーバーのホスト名で分類されます。“ローカルサポートを全て削除します。”リンクをクリックすると、6.0 以前の Curl RTE を使ってインストールされた全ての古いアプレットは削除されます。

OS、ブラウザ及びサーバ問題

IEでCurlアプレットを含んでいるウインドウの中で起こるJavascriptの問題について

IEのJavaScriptのwindow.openで呼び出されたウインドウでアプレットが開かれた際、ウインドウがすでに開かれている状態で再度window.openの呼び出さないない限り、window.closeを使用してもウインドウが閉じられません。

回避方法 : アプレットを含んだHTMLページがEMBED/OBJECT/IFTRAMEタグを使用して、window.openで開かれている場合、window.closeでウインドウを閉じることができます。Microsoftはこのバグを認識しており、将来のOSサービスパックで修正される予定です。

Konquerer 3.1.4でアプレットのbrowse-forward と browse-backwardが使えません

Konqueror 3.1.4以前のブラウザで実行するアプレットはApplet.browse-forward とApplet.browse-backwardが使えません。使用すると、(JavaScript: not being supported)のようなエラー内容が書かれたポップアップ画面が表示されます。

回避方法:最近のバージョンではこの問題は解決されています。

Netscape 8.0.2でアプレットのbrowse-forward と browse-backwardが使えません

Netscape 8.0.2で実行するアプレットはApplet.browse-forward とApplet.browse-backwardが使えません。使用しても、何も起こりません。

回避方法:ありません。これはNetscape 8.X.の問題です。

Curl IDEを利用しFireFoxでアプレットを実行する時に、最小化されたFireFoxが元のサイズに戻りません

FireFoxがデフォルトブラウザで最小化されて実行している場合、Curl IDEからアプレットを実行するとアプレットがブラウザ内で実行されますが、ブラウザのウインドウは最小化されたままです

FireFoxのタブブラウジング問題について

FireFoxでCurlのアプレットを実行する時に、FireFoxのタブブラウジング機能を全て活用することができません。

Netscape 4.75上でのObjectやEmbedタグの問題について

Netscape 4.X 上では、存在しないURLのリンクを保持しているObjectやEmbedタグが使われる場合、何もエラーを表示しないか、おかしなエラーを表示する場合があります。

回避方法:ブラウザをアップグレードしてください。Netscape 4.Xの機能の問題です。

Konqueror3.3.1以前のバージョンでCurlのアプレットにPOSTデータが送られた場合正常に動作しません

回避策:ありません。Konquerorブラウザの制限です。

MozillaベースのブラウザでCurlアプレットがスティッキーなアプレットとして動作します

以下のブラウザではCurlアプレットがスティッキーなアプレットとして動作します。そのため、ブラウザの履歴に残っているCurlアプレットのURLを参照した際、存在するアプレットのインスタンスが参照されて、すでに実行されているアプレットインスタンスに戻ります。

影響のあるブラウザ

  • Netscape4.8以上
  • Mozillaの全てのバージョン
  • Firefoxの全てのバージョン

回避方法:ありません。Mozillaベースのブラウザはプラグインに対して履歴情報の提供をサポートしていません。

Konquerorが自動的に新しいプラグインを検出しません

KDE 環境下で動いているKonquerorブラウザがCurlプラグインの存在を自動的に認識しません。

回避方法:Konquerorで、 Settings -> Configure Konquerer -> Plugins -> Plugins で "Scan for new plugins"ボタンを押してください。

Fedora Core 3において Curl RTE で SSHを使用する場合の注意

最近のOpenSSH のバージョンでは、通常アントラストX11クッキーを使用しています。それに伴い、Fedora Core 3 LinuxにおいてSSH経由でCurlを起動するとエラーが発生する場合があります。以前の状態に戻す為に、ssh_config でForwardX11Trusted yesと設定する必要があります。詳しくは OpenSSH FAQ. を参照してください。

LinuxにおけるMozillaのアドレス・バー内のキーボード・フォーカスについて

Linux上のMozillaでCurlアプレットを動作させた場合、一度キーボード・フォーカスがCurlアプレットに与えられると、ブラウザのアドレス・バーにフォーカスを戻すことが難しくなる場合があります。これはMozillaの特定のバージョンにおけるバグです。

Curl RTEに付属のMozillaには日本語リソースはありません

Linux上のCurl RTEは、ブラウザを起動する必要がある時に、既にインストールされている妥当なブラウザが見つけられないと、Curl RTEに含まれているMozillaブラウザのコピーを使用します。このMozillaのコピーは、ユーザが利用している環境の言語と関係なく、英語リソースだけを含んでいます。

Konqueror ブラウザでCurlプラグインを起動する時の問題について

Curl RTEはKonquerorブラウザで正しく動作しません。Konquerorブラウザが適切なときに"NPP_Destroy()"を呼び出していないためです。これは以前に生成されたインスタンスを置き換えずに新しいインスタンスを生成してできたアプレットをロードすることの方が影響あります。結局、多くのCurl RTEのプロセスが例外を出力しながら生成されます。唯一の回避策は、ブラウザに関連しているすべてのCurl RTEプロセスを取り除くためにKonquerorブラウザを時々止めることです。アプレットのリロードは以前に生成されたインスタンスを置き換えずに新しいインスタンスを生成します。

LinuxではCurl RTEは、Firefoxのプロファイルをコピーしません。その為Firefoxのユーザ設定は無視されます

LinuxのCurl RTEは、httpとhttpsを取り扱うためにMozillaベースのライブラリを使用しており、Curl RTEは使用しているプロキシサーバーやクライアント証明書などの様々な設定を取得するためにユーザが最後に使用したMozillaのプロファイルのコピーを作成します。しかしながら、Curl RTEはFirefoxのプロファイルをコピーしません。その為、Firefoxのユーザは、Curl RTEが変更を認識できるようにMozillaを起動し、該当の設定をMozilla経由で変更する必要があります。

Windows NTで“Au8830” ドライバーがインストールされている場合エラーが表示される場合があります

Windows NTでCurlアプリケーションが動作しており、"SURGE.EXE - Cancel Timeout. The driver \Driver\Au8830 failed to complete a cancelled I/O request in the allotted time."というエラーダイアログが表示される場合があります。

これはオーディオドライバーを更新する必要があることを示しています。これについての情報はhttp://www.3dsoundsurge.com/drivers/Vortex2/.にあります。

もし、オーディオドライバーを更新した後でもこの問題が発生するようであれば curl_support@scsk.jp までお知らせください。

Windows NTでのサウンドの問題について

Windows NTでCurl RTEを起動した際にサウンドが再生中の場合、Curlアプレットは元のファイルが閉じられるかCurl RTEを再起動させるまで再生されません。

Curlアプレットが動作するとInternet Explorer アイコンが Netscape アイコンに変わることがあります

ごくまれにInternet ExplorerでCurlアプレットをロードするとウインドウの左上のInternet ExplorerアイコンがNetscatpeアイコンに変わることがあります。

Windows VistaでInternetExplorer7のプロテクトモードの環境でCurlアプレットを起動した時にセキュリティ警告が出ます

Windows Vistaでieuser.exeが動作している状況でCurl RTE、Curl IDEをインストールし、Curlアプレットを起動すると以下のようなセキュリティ警告が出ます。

"A website wants to open web content using this program on your computer...."

回避策として、

  • ieuser.exeプロセスが動作していない状況でCurl RTEをインストールする
  • Curl RTEをインストールした後に再起動する

Internet Explorer 7はCurl IDEからCurlアプレットを起動した場合、まだ起動中であると解釈されることがあります

Internet Explorer 7でタブブラウズ機能を無効にしてCurlアプレットを起動した場合、起動が完了しているにもかかわらずInternet Explorer 7はまだ起動している状態であると解釈されることがあります。

Curlアプレットをリロードすると起動中を示すアイコンが止まります。

Internet Explorer 7のクイックタブビューでのCurlアプリケーションの表示について

Internet Exploreの制限によりInternet Explorer 7のクイックタブビューでCurlアプレットを表示するとアイコンでしか表示されません。

Mozillaスタイルプラグインでのブラウザに組み込まれた場合のCurlアプリケーションについて

MacのMozillaスタイルブラウザーでブラウザ内に組み込まれたCurlアプリケーションを表示した時に、Curlアプリケーションは正しく表示されません。1つ以上のアプレットがブラウザ内に組み込まれた場合、Mozillaは不正確な座標を返します。

Curl コントロールパネル

CurlコントロールパネルはシステムトレイのCurlアイコンをクリックすることで表示することができます。Curlアイコンが表示されていない場合は、WindowsのスタートメニューからCurlコントロールパネルを表示することができます。

ホストとディレクトリの構文の正当性をチェックすることはできません

コントロールパネルにおける特権があるホスト名は有効にされません。
Curlコントロールパネルに入力した特権付ホスト名の構文をチェックする機能はありません。また、ホスト名の前にはhttp://が必ず付けられるので入力してはいけません。
ただし、空白が含まれるロケーションだけはチェックされ拒否されます。

Curl RTEは利用ユーザの権限がPower Usersの場合自動更新に失敗することがあります

自動更新機能は同じWindows上で二人の権限がPower Userの場合、正しく動作しないことがあります。この場合、Curlコントロールパネルの自動更新機能を無効にするか、自動更新する際にAdministrator権限を持つユーザで行うことで解決できます。

Curlコントロールパネルで入力されたロケーションを編集することはできません

Curlコントロールパネルで特権付ロケーションを編集することはできません。入力されたロケーションを変更する場合、そのロケーションを削除し新規に追加します。