分析系画面でよく使用される「チャート」クラス群をを解説します。
チャートを表示させるために必要なクラスはチャート全体を管理するLayeredChartクラスとチャート自体であるクラスが6種類も標準で用意されています!
この中でPieChart以外はXY座標を基準とした表示を行います。
ここでは代表的なチャートのBarLayerを使っています。対象ファイルは「chart.scurl」です。
チャートもRecordGridと同じようにデータとしてRecordSetを使用します。RecordSetについてはデータの部分で詳しく解説します。
BarLayerを表示するためにはLayeredChart内に追加する必要があります。
コード12 BarLayerを使用した棒グラフ
LayeredChartには複数チャートを含むことができ、たとえば、折れ線グラフと棒グラフなども一緒に表示ができるようになっている便利なクラスです。
BarLayerへのデータの指定はChartDataSeriesクラスを使用します。サンプル内でパラメータとして指定されているrsはRecordSetの変数名です。
また "order-quantity"を指定している意味としてはY軸方向へRecordSetのどのカラムを使用するか意味しています。
また、X軸に何を使うかをx-axis-dataオプションにより指定しています。
チャートにはさらに豊富なオプションが用意されています。たとえば、色の設定や凡例の出し方や、またイベントとの連動などがあります。
詳しくは「Curl IDE ドキュメント(開発環境CDEの中に入ってます)」の「目次」タブ-「Curl開発者ガイド」-「グラフ」を参照してください。